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8/14 映画

さっき映画を別窓で流しながら調べ物をしていたが、まったく入ってこなかった。な……。
結構暴力的な映画だったから、なんならずっとうるさくて邪魔だった。
滅多にしないんだけど、途中で消した。

映像、ながら見本当に厳しいな……少しでも集中力をつかう作業している時は。当たり前だけど。
最近、シャワー浴びている時や移動中も映像が見られたらと思う。
結構評価高そうな映画だったのに勿体無い事をした気がする。『ウインド・リバー』という。
映画はBGMにできない、私は。

前の記事で『ミナリ』観たと書いて、その後本日までに観た映画は11本。韓国映画は無い。
それぞれ所感。

『ラストナイト・イン・ソーホー』
視覚と聴覚で感じるものは基本的に全部大好きな映画だった。
観終わった後で監督エドガー・ライトだと知って好みなわけだと思った。

『TAR/ター』
冒頭、本作の性質や熱を間接的に伝える長ワンカットに始まり、終始贅沢に時間を使って空気を表現してるところが好き。
みんな観た後やったと思うけど、ターって実在の人なのか調べた。

『逆転のトライアングル』
好きだった。
ありえんくらい汚いのもリズミカルなのも良いけど、とにかくずっと気まずいのが大好き。
細かいところ少し気になったが、他がおもろいので割と大丈夫。
こんなに映画でゲロ見たの初めて。
監督の個性は何によるか気になりすぐ過去2作も観ることにする。

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
逆転の監督の前作、これも気まずい、気まずさを全編表現し続けてる映画。
この監督の映画、邦題とメインビジュアル全部違和感ある。もっと良さを表現してほしい……。
猿真似男のシーンの気まずさたるや、もう全人類が見ていられない……素晴らしい。

『燃ゆる女の肖像』
音楽の使い方は好きだった。
フランスロマンス映画らしいと勝手に思った耽美な雰囲気が苦手。終始囁き声だったり、肉体の触れ合いをやたら神聖なものとして扱う感じが。
キーアイテムでわざわざ画家を充ててるとはいえ、あんなに制作中のカンバス映す必要あったかとは思った。絵画がきっかけになってるだけで絵の映画ってわけでもなし。

『RUN/ラン』
ひとこわサスペンス、面白く観た。
主人公の身体が不自由というのが全編にわたり根本的に活きていて、演技も含めて応援したくなる。
逃げろじゃなくて走れ! の方のRUNだと思って見始めたので存外シリアスだったが面白かった。

『マー ―サイコパスの狂気の地下室―』
まず冒頭で流れる Horizons という曲が好きすぎてiTunesで見つけるまで一時停止。アーティスト辿って色々聞いてる。
ブラムハウスらしい、良いひとこわサスペンス。
サイコパスで片付けられないマーを誰しも他人事として見られないな〜と思って観た。

『オリエント急行殺人事件』
何が悪かったわけでは無いが、小説をそのまま読み進めている感じで意外性や個性が無いと感じた。
初めての映画化でもなし。
原作の結末を知ってる人には冗長、知らない人には雑で不親切な長い推理パート。
キャラデザや演出はおしゃれな雰囲気だが、ナイブスアウトやホームズでその路線はもう食傷気味。

『プライベート・ライアン』
冒頭のシーンはじめ、戦闘シーンがすごい。デジタルも使ってないとのことで、いったい……これほど大規模で完成度高いものを見せられると、さすがに映画制作にお金は必要と思う。スピルバーグほどでないと。
戦争映画はたくさん知らないことが詰まっていて好き。
元を辿ると実話ベースということだが、現代の感覚だとひとつの家の断絶を防ぐためここまでのことになる? というのは感じる。

『フレンチアルプスで起きたこと』
逆転の監督の2作前の作品。これが評価され一躍有名になったらしい。
予想通りずっとめちゃめちゃに気まずい映画だった。
監督作どれもコメディとなっていて、その姿勢でこちらも観ていたが3作目ともなると、そこまで執拗に表現として伝えてくる「気まずい」ってなんなのか割と真剣に考えさせられる。
気まずい って本作でなくてもわりとふざけたニュアンスで使われがちだが、とても人間的で道徳的で業が深いものだと……昨今センシティブになってる性別に関することにも根付いてる表現も必要だ。
これを評価した人たちもすてきだ。
これ評価してくれるならチャーリーカウフマンの もう終わりにしよう ももうちょっと評価してほしい……。
燃ゆる女の〜に続いて ヴィヴァルディ 四季 夏 をこれでもかと象徴的に聞かせられる。

『Swallow/スワロウ』
異食症というテーマは斬新だったが、他は特に新しさを感じなかった。
構図や色にこだわりありそうだったけど、内容の厚みと少しチグハグに感じ。
前半の主人公のわざとらしいメイクや髪は良い。
性格上仕方ないが、ずっと囁くように喋るの個人的に大苦手。
本編もそんな悪くなかったのかもしれないが、とにもかくにもエンドロールが突出して良すぎた……。
エンドロール、センス良かったなあ……。


映画館で観たい映画をやっている。
話題作は混んでいて、いきたくない……。

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