煽り煽られ 私利私欲我田引水etc
仕事で年間3万キロから5万キロくらい運転している、佐賀だもの。500m離れたコンビニも、当たり前に車。
ドライバーではない、ガーデンデザイナーです。先日名古屋でトリエンナーレ会場をハシゴしようと思うも、歩き疲れてスタバで休憩し、挙句にハシゴを諦めるくらい歩きません。歩けません。
「運転」
花村萬月の小説「二進法の犬」の中で『運を転がす、で運転」という言葉のやりとりがあって、ふーむ、と思ったものだった。運を保険とドライブレコーダーで担保していくのが、2019年、今風。
先ほど、佐賀から福岡へ東脊振トンネルを越えて運転していたところ、もみじマークのプリウス。正直「遅いな、うお、40キロ!」とイライラしてた、大人の度量をギリギリ残して。数キロ続くトンネル入り口で俺の後ろの赤のミニクーパーが俺とプリウスを二台ゴボウ抜きして去った。「わかるよ、けれど、俺にはその勇気が無いのだ」と走り去る赤のミニクーパーのテールを見ながら、もみじマークを少しだけ?いや、結構腹立たしく眺めながら走っていた。
「もしかしたら、後ろにもドライブレコーダーついてるかもしれないし、なんかあって悪質なあおり運転、とでも報道されたら嫌なので(それが心理的ブレーキというのも情けないが)、とにかく適切な車間距離を取りながらイライラしていた。
「もうさ、後ろが詰まってるのがわからないならさ、ミラーでも見てくれないかな。ほら、そこに車停めるとこあるよ。よけてくれないか、あー、そのまま行っちゃうかー。後ろがイラついてるのがわからないなら(以下自主規制)。」
まあ、イラつきながらもコンプライアンスなドライブで目的地に開始20分前に到着。時間に余裕をもっていてよかったね。
で、だ。これが開始時間の全然間に合わない、もしくはギリギリだったとする。まあ、きっと車間距離詰めちゃったよね。きっとね。
「家族が死にそうなのかもしれない」。ミラー越しにすごい表情で煽ってこられると、そんなことも思う。こっちは平常運転、向こうは「なんらかの理由があって」煽る。そんな時は速攻で譲る。どうぞどうぞと。
こっちが急いでいる時(速度オーバーとかではなく)、譲ってくれ〜という気持ちで走る。免許取る時に言われたのが「バックミラーは数百メートル毎にチェック」という奴。後ろが憤怒の表情で煽ってくる時は向こうも何か用事があるのだと思わなきゃね。いや、思って欲しい。
そんなこと、ある人と話していたら「だって、車線変更が苦手で」と。いや、だったら普通に練習してくれよ、と。自信なく走るならば初心者マークつけとけばいいのに。追い越し車線、ずっと走ってるのはダメよ。
煽る方を正当化してはいけないが、少しは煽られる方も考えて欲しい。追い越し車線を延々と走り続けているのが、どれだけボトルネックになっているか、と。
何かの心理学で「相手に自分の嫌な部分を見せつけられるとイラつく」というのがあった。自分の中に無い感情は、相手の中に見えないそうだ。煽られてイラつくのも、実際はそんな感情からだろう。
譲ろう。ご安全に。
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