あいみょんに学ぶ

あいみょん。有名だ。最初、名前を耳にしたとき、「なんやそれ」って思った人も多かろう。おれもそのひとり。見た目は最初miwaと区別つかなかったもの46歳には。

しかし

「君はロックなんか聴かない」は名曲だと思った。思春期の「俺の好きな曲を好きになって」みたいな気持ちが溢れてる。周囲は「マリーゴールド」が好きだという。たしかにいい曲。「生きていたんだよな」は思わずほろっとする哀しさがある。なんだ、結構いい曲歌うじゃん、と謎の上から目線でみていた。

先日、手もとに久しぶりのアコギがあった。

ネットであいみょんの曲のコード調べてみた。便利な時代になったものだ。そしたらだ、CだのGだのギター初心者が最初にゲットするコードだった。しかも進行は「パッヘルベルのカノン」で有名な半音ずつ下がるカノン進行。

息子の前で弾いて見せる。初見で弾いてるから少し尊敬の眼差し。すまん、詐欺みたいだけれども、簡単なんだ、これ。

あいみょんを腐したいわけではない。

それまで、このコードや進行に関しては、リズムもメロディもシンコペーションも出尽くしたと思ってた。ところがあいみょんはそれを覆した。いや、メロディラインは想像できる。しかし、声や言葉、センスでカバーした。すごいな、と。

そしてビジネスでも同じことが言える。「新規事業」と簡単に言う。しかし、全く新しいことは零細企業には無理だし、よほどの背景(資金、アイデア、支援)がないと難しい。けれども、今、自分達がやってる中にその種があるとしたら。いや、あるだろう、普通、と思う。

そんなこと、ギター弾きながらぼんやり思った。

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