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〈2〉映画『魔法少女は服を脱ぐ』上映イベント“魔法少女、二十歳の誕生日”に行ってまいりました〜太郎物語×中道ひびき『20230409』のこと〜

つづきです。

 今回は映画上映の前に上演された太郎物語さんと中道ひびきさんのコラボ『20230409』の話。

 おもしろかわいい物語をつくる演劇ユニット“太郎物語”さんは杏優(あゆ)さん(脚本担当)と果音(かのん)さん(衣装担当)の2人組リアル同級生ユニットです。
 演目だと可愛らしいヴィジュアルの杏優さんが割と天真爛漫タイプ、クール美女なヴィジュアルの果音さんが大人っぽい雰囲気のキャラの印象ありますが実際終演後にお話すると割と逆な感じがあって演じる力の凄さを感じます。

 そんな太郎物語さん、中道ひびきさんが個人的にファンでこの映画にオファーしたようです。(最初はMVということでオファーしてたのが映画になって無理言ってスケジュール調整してくれた…なんてエピソードが後にトークショーパートで語られた)

 その太郎物語さんが今年の4月に開催された中道ひびきさん生誕LIVEでオープニング・アクトとして上演した演目が『20230409』。

 中道ひびきさんの二十歳のお誕生日と彼女の楽曲「魔法少女、二十歳の誕生日」をモチーフとしてこの日のために書き下ろされたショート演劇で“もう一つの『魔法少女は服を脱ぐ』”と言っても過言ではない大切な作品。
 …だけれども、その作品の性格上再演されることは無いんだろうなぁ…って少し思っていました。
 なので、映画の上映イベントのオープニングアクトが太郎物語さん!って知った時(ああ!きっと『20230409』の再演だ!嬉しい)って心躍りました。その予感は7割正解、3割いい意味で不正解でした。


 今回はその『20230409』を元にリメイクした作品で、さらにテーマになった中道ひびきさん自身ともコラボという嬉しさ20230409倍の上演だったのです。


 オリジナル同様、中道ひびきさんのインナーワールドの住人である魔法ちゃん(演:果音さん)少女ちゃん(演:杏優さん)の会話劇で、特にセット等をほぼ使用しない(椅子くらい)シチュエーションコントスタイルは変わらずですが、びびちゃん(演:中道ひびきさん本人)が歌やイメージでオーバーラップするように登場する新機軸。
 ストーリーはオリジナルにプラス2023年09月26日時点での後日談も加えて、よりテーマ性をはっきりさせた感じで感激しました。

 その手法が音楽で言うところのRemix的で、演劇のRemixという新しい形をとりながらしっかり面白く、びびちゃんのLIVEとしても魅力的で、再演としても新作としても楽しめる…そんな作品に仕上がっていました。
 あと単純に魔法ちゃんと少女ちゃんに再会できた嬉しさが大きかった!すごく魅力的なキャラクターなんです。

 作品で最も印象的で映画ともシンクロするしびびちゃんの本質的な部分に迫ったセリフを書き留めておきます。

魔法ちゃん「他に裏切られても音楽だけは裏切らないって知ってるから」

少女ちゃん「びびちゃんの中で魔法だけは消えないから。他は変わっても。」


 次回はやっと映画について書きます。
余談ですが明日10月17日は私が中道ひびきさんと知り合った日です。4年前まさか私の人生を変える出会いだなんて思ってなかったなぁ。

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