アニメ 漫画 映画 本とか好きなものの感想を書いています。

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    映画や漫画、歌とかゲームの感想を書きます。NetflixとSteam大好き!

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言いたいことがあるんだよ

書くことがない。仕事の話でもするかと考えたが、GWも終わり比較的穏やかな業務で特筆することがない。一応、書店員なのでnote的にはおもしろい話があるかもとも考えたが。業務に関する話は1度書くと際限なく書いてしまいそうで気が引ける。結局、なにが好きでなにを嫌悪し、現実なのか空想なのかも自分でもよくわからないあべこべなことを書くしかない。 文章を書く意味を探し続けている。いまのところ書き続ける理由トップに踊り出ている理由は正気を保つためである。文字に、文章に出力しているあいだは

    • 指差す者を探す

      「これはどこにあるの?」「これってあります?」「探したけど見つからないんです」 私は、「ああ、それなら」から始まり、腕を上げて指差す。「あちらにありますね」  私が言うと、困った顔や申し訳無さそうな顔、不機嫌な顔も一様に満足げになり私が指さした方へと進んでいく。なんて楽な仕事だろう。行くべき場所を伝えただけでみんな上機嫌になる。ただ指差すだけで誰かの役に立つ。自己肯定のハードルが低ければ低いほどこんな簡単なことで満たされる。しかしそれもつかの間、「どうしてこうじゃないのかしら

      • 漫画『昴とスーさん』

        記事が空くのは2日までにしたいとか言っておいて4日ほど空きを作ってしまった。言い訳をすると昼から仕事をして帰宅すると余裕で日をまたぐため、実際は次の日の記事を投稿することになっている。つまり疲労が極限状態の日は書いていないのだ。だったら出勤前の午前中に書けばいいじゃんって?文章は夜に生まれるものなので……。 いま話題のハルタコミックスから発刊されている『昴とスーさん』(全6巻) 突然若返った恋人と秘密の生活を送ることになった若者二人の生活。この話の素晴らしいところはただでさ

        • 封印されし者のベッド

          1年ぶりぐらいに部屋の掃除をする。散乱したペットボトルとパルプ(本)を集めて寄せて、1年ぶりに再開した友人の顔めがけて掃除機を滑らせる。折りたたまれて山になった段ボールは最後の抵抗と言わんばかりにわずかな膨らみで存在感をアピールする。掃除とはなぜこうも面倒なのか。自分が撒いた種ではあるが育つことはない。ただ堆積していく。変化を好む人間がなぜ掃除を面倒だと思うのか、それは変化することのない物質と向き合うことになるから。生ゴミはなかったのが幸いだが、もしかすると生ゴミの1つでもあ

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          そうやってはぐらかすのね

           ご周知のことと思いますが私は頭の中に複数の人間を飼っておりまして、それぞれが私に必要なときに声をかけてくださったり代わりを担ってくれたりする。これは便利でもあるが時には邪魔にもなる。いやほとんどは邪魔なのだが。近頃は20代のパンツスーツが似合うバリキャリショートの元バレエダンサー趣味乗馬バイオリン学生時代のあだ名は女王、現在は工作員として流木を拾う仕事をしている謎の女性が現れて日々の生活について文句もといアドバイスをしてくれる。 「そうやってはぐらかすのね」  私が愛想笑い

          そうやってはぐらかすのね

          映画『ボーダーライン』

          日を跨いだ深夜に記事を更新しているせいで5日ほど投稿が空いたことになる。記事が空くのは2日までにしたいな。 なんとなく緊張感がある映画が観たくて『ボーダーライン』を観る。原題がSicario(殺し屋)と超絶イカしてる。なぜ原題そのままにしないんだ、と配給会社にムカムカするがカタカナ表記で『シカリオ』になると「シカ」は動物の鹿を想像させるし「リオ」はありがちな女の子の名前だし原題の意味を知らなければ重々しい意味には聞こえないかも。 ボーダーラインの素晴らしいのは暗鬱な展開に

          映画『ボーダーライン』

          デジャブへの安心感

          映画を観ていると「あれ、このシーンどこかで観たぞ」な展開がある。配役や監督が同じだと自然とそうなってしまう。なかにはお遊びとしてあえてそのシーンを取り入れていることもある。直近だと、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の冒頭がまんま修行するネオと妙竹林なことを言いながら稽古をつけるモーフィアスそのもので笑ってしまった。 スタッフの遊び心としてのデジャブではなく物語のテンプレートとしてのデジャブも存在する。『フリー・ガイ』と『LEGOムービー』は冒頭の爽やかさは似ているもののま

          デジャブへの安心感

          ユーリズミックスについて

          書くことがあまりない、と書くことで1記事目標の800文字の内、50文字ぐらいを稼ぐことができる。なんて無駄な足掻きだろうか。 これはサムネが強すぎるEurythmicsの「Sweet Dreams」 幻惑的なMVとニューウェイブに代表される身体からなにかがせり上がるような強烈なサウンド。Eurythmicsといえばこれでしょう。白塗りメイクの恐怖の象徴みたいに扱われるマリリン・マンソンくんもカバーするほど有名な楽曲です。 早起きオタクの諸君にはおそらくこの曲が馴染み深いで

          ユーリズミックスについて

          なにを証明したいんだ

           週5で働くことになったし同じペースで文章を書くことにするかと思い立ったが実は週5で書くことなんてほとんどない。結局、いつかどこで書き記したような文章を書くことになる。私は映画を何度も見直すのと同じように何度も書き直すことは苦ではない。最高な気持ちも最適な思いもリフレインして波のように上下するだけだ。 『ダークナイト』は混乱の道化師ジョーカーがなぜジョーカーたり得ているのかを映し出す。バットマンに慣れ親しんだ者にはジャンクフードのような満足感を、そうではないものにはサイケデ

          なにを証明したいんだ

          死ぬまで正体を明かせない

          観るものが特になくて『インファナル・アフェア』を流していた。だけどNetflixは日本語訳がなくて飯を食べながら観れない。飯をかきこむタイミングで重要っぽい台詞を見逃してこれは駄目だと視聴中断、しばし考えた末にリメイク版の『ディパーテッド』を観ることにする。  なにかと苛ついて血気盛んなディカプリオとなにかと情けないナヨっとした雰囲気のマット・デイモン。そして変な髪型をしたジャック・ニコルソン。THE悪役の笑顔を振りまき物語をあっちへこっちへと引っ張っていく。自らの欲望にド

          死ぬまで正体を明かせない

          持っているものが自分を束縛する

          ・まるでミニマリストの言葉のようだが元ネタは『ファイト・クラブ』のタイラーダーデンだ。7,8年前からベイプ(ニコチンを含まない煙が出る玩具)を使っていて、部屋を甘ったるい煙でいっぱいにして十分楽しんだあと、彼の台詞がふっと思い浮かぶ。1時間かそこら煙を吸ったり吐いたりしながら映画を観たり本を読んだり音楽を聴いたり、これはベイプによって作り出された結果であり、まさに私はベイプに束縛……支配されているのではないか。シンギュラリティによって人類幸福を最優先することになった超コンピュ

          持っているものが自分を束縛する

          パンデミックは意味を知らなければ美味しそうな言葉

          ず~っとおセンチ、なときはとにかく映画を観ることにしている。 日に2本、月に60本近く映画を観ているわけだがおセンチになるとこれが加速して日に3本とか4本とかになる。始めましての映画も久しぶりの映画もごちゃまぜにしてとにかく観る。やけ食いならぬやけ映画。嗚呼ムービー飯。 ハリウッドで血と汗とジャンクフードがもっとも似合う男、ブラッド・ピット主演『ワールド・ウォーZ』。役者を観察するだけの映画というものがこの世にはある。お粗末な内容のせいで役者のカッコ可愛い姿を眺めるだけの90

          パンデミックは意味を知らなければ美味しそうな言葉

          砂の大地と黒い日々

           孤独の形、よく耳にするのは砂漠です。太陽のない砂漠。太陽にさらされて光り輝く黄土色、緩やかに隆起した地形が延々と続く、いけども行けども砂の大地。苦にならぬ寂しさが一面広がっている。太陽はない。あるように思えるけど太陽が存在しているかのような明るさだけが存在する。暑くはない。私たちは心理風景をとらえるとき、度々気温のことを忘れてしまう。  私の孤独はいつも暗い通路にある。暗くて狭くて短い通路。明かりがなくて暗いのに通路になにもないことがはっきりと見える。短い通路の先には安っぽ

          砂の大地と黒い日々

          人生の一部

          22歳:実家がおしまいの極地にあり、完全ヤケクソ状態で出版社に送りつけた小説が編集者の目に止まり、小説を書くことになる。 23歳:工事現場の爺さま達に囲まれながらゴミを拾ったり岩を運んだり、買い出しに走ったりする。 24歳:相変わらずアルバイト生活。小説がどのコンテストにも引っかからず半ヤケクソになってエロ小説を書く、がこれも飛ばず。完全ヤケクソになって女性向け小説を書いたところなぜか評価されてしまう。初出版がBL小説となる。この頃、いっしょにいた人に好意を寄せられヒモになる

          人生の一部

          『マネーモンスター』

          ジョージ・クルーニー主演の映画『マネーモンスター』を観ました。 『マネーボール』や『マネー・ショート華麗なる大逆転』なんかの「マネー」が付く作品なのでこれもそこそこ面白いんじゃないか? と期待したが自身の中で期待値が高すぎたのかさほど前のめりになれなかった。 資産運用を紹介するテレビショーで、多額の資産を失った男が爆弾を片手にテレビ番組に乱入する。男は国民的テレビスターを人質に取り、企業とテレビ番組が情報操作をして資産を奪い取っていると主張する。 陰謀論が有識者たちによって

          『マネーモンスター』

          自分が見知らぬ他人になった気がする

          雑多な文章を書くのも精一杯です。全部この季節が悪い。 では真面目な文章はどうだろうか、もちろん全然書けない。しっかり書くか!と意気込んで10行ぐらい書いたら、なんかパキっとしてないな、なんて思って消去する。なにも考えずにササッと書いてしまおう、と800字ぐらい書いて荒唐無稽な支離滅裂さに呆れてしまう。消去。 こんなのを前回の記事から繰り返している。繰り返して答えがでないまま。答えがでない行動を繰り返している、でも書くしかないんです。私にはこうやって言葉を綴って、ふわっとしたあ

          自分が見知らぬ他人になった気がする