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僕らが乗っているのは

窓の外 眺めていた
移り変わる景色に戸惑い隠せずに
僕だけが置いていかれるようだ
独りでいるようだ

ちゃんと乗ってるよ
みんなと同じ列車に
疲れた顔した社会人
参考書片手に眠る貴方も

これでいいの

僕が居たいと思うのは
それぞれの色が光る場所
同じでいなくちゃって
縛られることが間違ってるんだ

どれだけ景色が変わっても
置いていかれるような気がしても
孤独を感じて生きてる人は
僕だけじゃないはずだ

窓の外 眺めていた
止まってしまった景色に
今度は僕だけが
変わっていくみたいだ

僕が居たいと思うのは
それぞれの色が光る場所
同じでいようとしなかった
皆他の列車に乗っていった

気づいたら誰もいなかった
気づいたら誰もいなかった

僕だけの列車
そこに誰かを乗せたって良かった
この列車を捨てて誰かの胸に縋ったって良かった

誰かと生きるということが
どれだけ幸せなことなのか

独りじゃ生きていけないこと
もっと早く気づけばよかった

窓のその眺めていた

何も見えなくなった

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