父、救急車で病院へ。

三連休、癌を患っている父の様子を見に実家に帰ってきた。多発性骨髄腫なのだが、発症から約10年経つ。

10年元気にしている例はかなり稀。その稀を目の前に見せている父。まぁまぁ安心して東京の自宅に帰宅した矢先、父が救急搬送されたと涙声の母から連絡が。

何事かと私、大きく動揺した。

午前中笑って別れたばかりなのに、倒れたの?

母から何とか話を聞き出すと、いつもの座椅子に座ろうとして滑って転倒したらしい。

左の上腕骨に癌が転移していて、最近麻薬でどうにか痛みを抑えているのだけど、絶対そこ(上腕骨)を骨折している(私の医療従事者としての勘)。

痛みが強すぎて母が車に乗せようとしても乗れなかったらしく、救急車を要請することにしたらしい。

『病院に入院した』と母がいうからよっぽど酷い折れ方したのかと気を揉んでいたのだけど、搬送されてから約3時間後に『固定して家に帰される』と連絡があった。

やっぱり骨折してたか。

入院ではなく、救急外来で処置してただけなのね。まぁ高齢の母には入院も外来での処置もわからなかったんだろう。

そしてその母の説明ではよくわからないので、私はずっとヤキモキしてた。

とにかく二人してタクシーで帰宅したよう。

明日はいつもの抗がん剤治療の日。いつもは自分で車を運転して病院に行ってるけど、さすがにギプスで腕が固定されてるから運転は無理。
痛みも強いだろうしね。

今回、単純骨折みたいだからそれは良かった。

これからどうなっていくか、娘としてどう関わっていくか(しかも離れたところに住んでいて、すぐ行けない)、その場になってみないとよくわからない。

けど、出来る限りのことをしたいと思う。

普段医療従事者として日々患者さんと関わっているけど、患者家族の立場になるとドキドキすることがいっぱいだ。

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