『卒業する』と決めた。
肩の痛みで整形外科のクリニックに通い始めたのは1年半前。思ったように薬物療法が効かず、だんだん可動域が狭くなり、痛みも増悪。
確か6月に始めた治療だったけど、8月の下旬にはかなり肩が動かなくなってしまった。
その後左肩に対しマニピュレーションを行い、そのまた年明けの2月にも右肩にマニピュレーション。
それから約1年が経過し、今はリウマチ性多発筋痛症という診断のもと、ステロイド治療を行っている。
薬物療法と併せてリハビリを行ってきた。同業者に治療してもらうわけなので、向こうも気を遣うこともあったかと思う。
今担当してもらっているのは4人目の理学療法士Hさんだけど、リハビリ4回目にして『この人に診て貰おう』と思った。
(それまでは行く日によって違う理学療法士だったけど、Hさんが一番付き合いやすくて上手にやってくれた)
なので、Hさんに診てもらうようになってから常にHさんを指名していて、あれからおよそ1年半近くが経ったことになる。
リウマチ性多発筋痛症はステロイドがよく効くけど、薬を離脱するのが難しい(ステロイド全般に言える)
痛みの強かった頃に投与されていた量から1/5量まで減量しているのでゴールは近いような気もするけど、これは処方している主治医の手腕。
このところ十分ピアノを弾く時間が取れないけど、少し弾くだけで指も前腕も強張って動きがかなり悪いことを自覚する。それを考えるともう少し薬の力を借りていたいような気もする。
ただ若い頃から常に関節のトラブルが多かったことを考えると、痛みと完全にオサラバするのは難しそうだ。
いつか痛みも強張りも取れるはず、取れてほしいと思いながら治療を続けてきたが、いつ治療を終わらせることができるだろうか?
そんな時、担当のHさんが春に異動するとHさんご本人から聞いた。
今までHさんが担当だったからリハビリに通ってた。Hさんでなくても診てくれる理学療法士は何人もいる。
けど、私は他の理学療法士に引き継いでもらわず、Hさんの異動とともにリハビリを卒業することに決めた。
つまりその整形外科クリニックへはもう通わず、薬ももう使わないということだ。
ステロイドを完全に離脱するまでは診療を続けた方がいいとは思うけど、薬の量を考えるとそろそろ終わってもいいと思う。
なので3月いっぱいは主治医に診てもらうとしてそれ以降は治療を終えたい旨、主治医にも伝えよう。
今まで通い続けていたのはもちろんあちこちに痛みが出ているからなのだけど、私にこの痛みと付き合っていく覚悟がなかったから。
もちろん薬を使用しながら痛みを軽減させて生活の質を上げていくのは考え方としては正しいし、疾患によっては薬を飲み続ける必要があるものもある。
でも私の場合はなんだかズルズル依存していただけのような気もする。
あの薬がなくなったらどうしよう?
痛みが強くなったらどうしよう?
関節が動かなくなってきたらどうしよう?
今何とか肩も膝も動かすことが出来る。
物を持ち上げることができるし、
歩くことが出来る。
あまり重いものは持てないし、
走ることは出来ないけれど。
ピアノを弾くことも出来る。
速く指は動かないけれど。
そして常に指は痛いけれど。
『卒業する』と決めてやっとクリニックから離れる腹が決まった。
決める
というのは自分自身に宣言すること。
Hさんの異動はいいきっかけになった。
また痛みが辛くなれば再度診察をお願いすればいい。
二度と診療してもらえなくなるわけじゃないんだから。
クリニックを離れることに心細さがあるのは私が知らず知らずのうちにそこに依存していたんだろう。
頑張れ、わたし‼️
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