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2020年2月の都内小劇場公演 観劇候補

 2月に自分が観に行きたいなぁと思っている都内の小劇場作品をつらつらと記しておきます。誰かの何かの参考になれば幸いです
 なお、2月の個人的なお勧め公演は
・やみ・あがりシアター :ロケットペンシル×ドレッドノート
・たすいち:サイキックバレンタイン
・「河西裕介」短編作品集 vol.1『人間賛歌』
・シンクロ少女:Better Call Shoujo

となっています。

【2月第1週 2月1日(土)~2月2日(日)】

○壱劇屋:劇の劇

【場所】下北沢 シアター711
【期間】1月28日(火)~2月2日(日)
【上演時間】80分
【特徴】マイム、身体表現、パフォーマンス、エンターテイメント
・関西の有名劇団壱劇屋。殺陣やマイムなど身体表現を駆使したエンターテイメント性の高いパフォーマンスは圧巻のクオリティ。今回は座長の大熊さんが作演を務める。普段小劇場でみる劇とは違った種類の表現作品が見られるはず

○temp.:4.48 PSYCHOSIS

【場所】新宿眼科画廊スペース地下
【期間】1月31日(金)~2月2日(日)
【上演時間】不明
【特徴】サラ・ケイン、クリエーション
・サラ・ケインの有名作品を上演。こればっかりはどういう作品に仕上げてくるかは想像がつかない。普通の道の演劇じゃないものを体験したい人向け

○青色遊船まもなく出航:窓越し

【場所】中野 劇場MOMO
【期間】1月30日(木)~2月2日(日)
【上演時間】120分
【特徴】ベテラン劇団、テーマ性、どっしりとした作風
・安定して高い評価の作品を上演する劇団。今回もしっかりと据えたテーマを軸に、どっしりと作品を作り上げてきていると思う

○虚飾集団廻天百眼:不思議の国のアリス・オブザデッド

【場所】ザムザ阿佐谷
【期間】1月28日(火)~2月3日(月)
【上演時間】90分
【特徴】猟奇的、異形、ライブ感、血しぶき、耽美、エログロ
・アングラでもあり美的な世界観でもある独特な作品を毎回作り上げる劇団。最前列は血しぶきを浴びる可能性あり。音楽と独特な耽美世界とエログロとここでしか味わえない背徳の世界

○U-33project:残機尽きるまで私は戦う~再演~

【場所】高田馬場ラビネスト
【期間】1月30日(木)~2月2日(日)
【上演時間】90分
【特徴】女優のみのキャスト、再演モノ、おかしな設定
・ちょっと変わった設定を絡ませて作られていく物語。そこまで詳しくない劇団だけど三浦葵さんなど注目の役者さんが出演

○レティクル座:七人のエムザムライ

【場所】高田馬場ラビネスト
【期間】1月29日(水)~2月2日(日)
【上演時間】100分
【特徴】真面目に馬鹿をやる、根暗、笑い
・戦国時代のSやらMの侍の戦いというあらすじを呼んだだけで馬鹿なんじゃないのと思う作品。役者陣は実力派揃いでバカバカしいことを大真面目にやるのだなと。レティクル座はどこか根暗な作風もあり、馬鹿笑いと言うより馬鹿に侘びしくなる雰囲気がある

【2月第2週 2月3日(月)~2月9日(日)】

○ロロ:四角い2つのさみしい窓

【場所】駒場東大前 こまばアゴラ劇場
【期間】1月30日(木)~2月16日(日)
【上演時間】不明
【特徴】有名劇団、ツアー公演、ロングラン
・いつ高シリーズなどで有名な劇団。今回は様々な時間が重なる透明な壁をとりまく物語とのこと。ファンも多い劇団の最新公演

○桃尻犬:ゴールドマックス、ハカナ町

【場所】下北沢 OFF OFFシアター
【期間】2月5日(水)~2月11日(火)
【上演時間】100分予定
【特徴】群像劇、会話劇、片隅の人々
・中心でも華々しくも無い、どこかの隅でつまらなそうに暮らしている人たちを描く作風。どこかシニカルで冷めている雰囲気だけど、静かに夢中になっている、そんな作品が魅力的

★注目★○シベリア少女鉄道:ビギンズリターンズアンドライジングフォーエヴァー

【場所】池袋 シアターグリーンBIG TREE THEATER
【期間】2月5日(水)~2月16日(日)
【上演時間】90分
【特徴】伏線回収、コメディ、仕掛け
・毎回頭のおかしい設定や仕掛けを行うシベ少。今回は珍しく池袋での公演。最近はアイデアもだいぶ落ち着いてきた感じがあるが、爆発した時の面白さは凄いので期待

○こわっぱちゃん家:-127birth

【場所】目白 シアター風姿花伝
【期間】2月6日(木)~2月9日(日)
【上演時間】110分
【特徴】再演、感動、真面目、人間劇
・とにかく泣ける演劇を作る劇団。今回は再演作品で、妊娠・出産に関わる物語。重たいテーマとそこに絡む人間を描くが、会話や雰囲気はとても軽く取っ付き易い作風

○演劇企画ヱウレーカ:ネメシスの箱庭

【場所】新宿文化センター 小ホール
【期間】2月8日(土)1回のみの公演
【上演時間】60分
【特徴】空想世界、美的感覚
・主宰荒井ミサさんの空想妄想世界を実写化する作品。ライトノベルのような少女漫画のような、はたまた同人小説のような、そんな世界観が独特の調子の台詞で語られる作品

○吉祥寺GORILLA:グロサリー

【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】2月4日(火)~2月9日(日)
【上演時間】110分
【特徴】旗揚げ2作目
・昨年旗揚げした劇団。旗揚げ公演がなかなかの好評だったので今回公演も注目

○怪奇月蝕キヲテラエ:好きな子として、生きていく

【場所】新宿眼科画廊スペース地下
【期間】2月7日(金)~2月11日(火・祝)
【上演時間】80分
【特徴】職業もの、女流棋士、一部ダブルキャスト
・アニメーターや派遣会社など特定の職業をテーマにした作品を上演している劇団。今回は女流棋士がテーマ。毎回その職業について綿密な取材を行っており、知らなかった業界の常識なども知ることができる。あちらのお客様からチケットという、カルチベートチケットの取り組みなども行っている

○しむじゃっく:エンれぱ!Vol.11

【場所】あさくさ劇亭 
【期間】2月7日(金)~2月9日(日)
【上演時間】80分
【特徴】短編集、既存戯曲、Suica使えます
・毎回面白い戯曲を選んで上演する企画。役者は若手などが多い
今回は肋骨蜜柑同好会フジタタイセイ氏の『頭に尻をのせてくれ』や、たすいち目崎剛氏の『幸不幸ミスマッチ』などを上演するということで注目

○かまどキッチン:進行する風景/変型する憧憬

【場所】淵野辺 徳望館小劇場
【期間】2月8日(土)~2月11日(火・祝)
【上演時間】80分
【特徴】桜美林大学、徳望館小劇場閉館
・桜美林大学のキャンパス移転にともない徳望館小劇場が閉館になるということで最後の上演がかまどキッチンの本作。児玉健吾さんの才覚溢れる過去2作品の上演

【2月第3週 2月10日(月)~2月16日(日)】

○あひるなんちゃら:寒がる寒がり

【場所】下北沢 OFF OFFシアター
【期間】2月13日(木)~2月19日(水)
【上演時間】70分
【特徴】笑える、ナンセンス、ゆったり感
・独特のゆるい雰囲気とおかしな登場人物たちが織りなす不条理だけど生活にしみてくる作風の劇団。本作がどうこうというより、安心してリラックスして何の気負いもなく見ることができる貴重な劇団

【2月第4週 2月17日(月)~2月23日(日)】

★お勧め★○やみ・あがりシアター :ロケットペンシル×ドレッドノート

【場所】王子小劇場
【期間】2月19日(水)~2月24日(月)
【上演時間】不明
【特徴】佐藤佐吉演劇祭2020参加作品
・今もっとも油の乗っている劇団。どんな題材でもやみ・あがりらしく面白く調理する笠浦さんの腕前。今回もあらすじからはどんな物語が飛び出すか全くわからないけど、今一押しの劇団なので注目

★注目★○たすいち:サイキックバレンタイン

【場所】下北沢 小劇場B1
【期間】2月19日(水)~2月23日(日)
【上演時間】90分程度
【特徴】エンタメ、超能力バトル、再演
・何度か再演されているたすいちの代表作の一つ。今回はほとんどが本作を演じたことのないキャスト。話自体は面白いので座組の化学変化がどういった効果をもたらすのか注目。情報によるとだいぶ書き直しもある模様

○電動夏子安置システム:Simulacra

【場所】赤坂RED/THEATER
【期間】2月19日(水)~2月24日(月)
【上演時間】120分
【特徴】コメディ、伏線、ロジカル、やや非現実世界
・理系的な理屈がおりなすロジカルコメディ。今回は壁のしみがテーマという変わった作品。ただ電夏なのでさまざまな要素を織り交ぜ、伏線回収していくのだと思われる

★お勧め★○「河西裕介」短編作品集 vol.1『人間賛歌』

【場所】千歳船橋 APOCシアター
【期間】2月19日(水)~3月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】現代口語劇、リアルな会話劇、作品集、短編集、切ない作風
・ とにかくリアルな会話で繰り広げられる、リアルで切ない作風が特徴的な Straw&Berry 主宰である河西裕介さんの短編作品集。自分も好きな作品がいくつか再演されるので楽しみな企画

★お勧め★○シンクロ少女:Better Call Shoujo

【場所】下北沢 シアター711
【期間】2月20日(木)~2月25日(火)
【上演時間】不明
【特徴】人間っぽさ、なぜか笑える、なぜか悲しい
・シンクロ少女久々の本公演。とにかく心の奥底を掴んで揺さぶってくる作品の劇団。この劇団の作品は泣かされたり笑わされたり情動が忙しい。

○南京豆NAMENAME:朝焼けの向こうのトランジスタ

【場所】王子スタジオ1
【期間】2月27日(木)~3月1日(日)
【上演時間】90分
【特徴】佐藤佐吉演劇祭2020参加作品、不器用な生き方の人たち
・どこか生きづらそうな人たちだったり、そんなの露ほども考えていない大馬鹿野郎が出てきたり、とにかくうるさくて眠れない夜をどう過ごすかみたいな感じの作風

○エリィジャパン:きまぐれ怪盗キバシ‼︎

【場所】​メルシアーク神楽坂
【期間】2月27日(木)~3月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】映え劇、エンタメ、ダブルキャスト、ラブコメディ
・石垣エリィさん率いるエリィジャパン。とにかく上手い役者さんによるエンターテイメントコメディ

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