見出し画像

2022年8月の都内小劇場公演 観劇候補

 8月に自分が観に行きたいなぁと思っている都内の小劇場作品をつらつらと記しておきます。誰かの何かの参考になれば幸いです
感染状況の広がりによって現時点でも公演の中止が相次いでいる状況ですがどの公演も無事開演し終演を迎えられることを祈っています
※各団体や作品についての所見は個人の感想になります

 なお、8月の個人的なお勧め公演は
・iaku:あつい胸さわぎ
・Mrs.fictions:伯爵のおるすばん
・feblaboプロデュース:ナイゲン
・ユトサトリ。祭:〆!
となっています。


【8月第1週 8月1日(月)~8月7日(日)】

【一部公演中止】○えすたしおん:華麗なる家路

【場所】池袋 シアターKASSAI
【期間】7月30日(土)~8月7日(日)
【上演時間】90〜110分を予定
【特徴】2チーム制、フジタタイセイ
・演劇制作ユニットしむじゃっくによる演劇企画。旗揚げの今回は肋骨蜜柑同好会のフジタタイセイ氏の書き下ろし脚本を上演。
※月チームは全ステージ中止、太陽チームは一部ステージ実施予定


★お勧め★○iaku:あつい胸さわぎ

【場所】下北沢 ザ・スズナリ
【期間】8月4日(木)~8月14日(日)
【上演時間】約100分予定
【特徴】再演、名作、会話劇
・面白いとか楽しいとかだけではなく心を強く握られるような作品だと個人的に思っている劇団。本作は好評だった作品の再演。作品の良さは間違いないので劇団初見の人がいたら是非見ておくべき


○アマヤドリ:抹消

【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】8月2日(火)~8月4日(木)
【上演時間】約75分程度を予定
【特徴】3人芝居、会話劇、キャンセル・カルチャー、連続上演
・小角まやさんとワタナベケイスケさんを中心にした3人芝居で出演者は全員劇団員の公演。アマヤドリの作品は現代的なテーマを上手く消化した意地悪な会話劇であり、8月23日から上演される「解除」と合わせて見たい作品


○TAAC:人生が、はじまらない

【場所】新宿シアタートップス
【期間】8月3日(水)~8月7日(日)
【上演時間】約120分を予定
【特徴】シリアス、社会派、ネグレクト
・社会的な問題や事件などをモチーフに重厚な物語を作り上げるTAAC
今回は実在した子供置き去り・ネグレクトの事件のその後を描くということ
見終わったあといつも耳鳴りがするような心の深いところを刺された気になる作品を見せる劇団


○A.R.P:ダイバシティーファミリー

【場所】下北沢 小劇場B1
【期間】8月3日(水)~8月7日(日)
【上演時間】約100分予定
【特徴】伏線回収、コメディ
・元お笑い芸人の大熊ひろたかさん(A.ロックマン)が作演出の団体。本作は3月に延期となった舞台。コメディ要素や伏線回収タイプの作品を普段やっており、今回は「死んだはずの父親が生きていた?」というある種王道の設定をどう展開していくのか期待。


○藍星良プロデュース企画:セピア色の乙女たち

【場所】新宿 シアターブラッツ
【期間】8月4日(木)~8月7日(日)
【上演時間】不明
【特徴】戦争もの、Wキャスト、原案有り
・演劇×アイドルproject「Can☆dols」の主宰もされている藍星良さんのプロデュース企画。戦争体験の手記を元にした物語


○示ではなく禾。:Spring Breakup

【場所】北千住BUoY
【期間】8月4日(木)~8月7日(日)
【上演時間】約80分予定
【特徴】葭本未熾脚本、森下凜央、銭湯
・先日解散した「gekidanU」内の個人ユニットの第2回公演。今回は少女都市の葭本未熾さんの脚本を上演。BUoyという元銭湯の場所で銭湯のお芝居とは面白い趣向だなと。


○anonet:となりの青いシバ

【場所】渋谷 デザインフェスタギャラリー・EAST
【期間】8月6日(土)~8月11日(木・祝)
【上演時間】約70分予定
【特徴】めんどくさい感情、ギャラリー公演
・前作「#まわるミツバチ」がとても興味深い作品だった劇団。めんどくさい人たちのめんどくさい会話劇だったが今作はどんなさくひんになるのか。
ノナカモヱリさんや二ツ森恵美さんという魅力的な役者さんが出演


【8月第2週 8月8日(月)~8月14日(月)】

○宇宙論☆講座:稲見和人に彼女ができる公演

【場所】下北沢 OFF OFFシアター
【期間】8月10日(水)
【上演時間】不明
【特徴】めちゃくちゃ、音楽、頭おかしい
・飲酒公演など毎回頭のおかしい公演を打つ宇宙論☆講座。今回は稲見さんに公演中に彼女を作るというわかるようなわからないような公演。チャンスは1度きりということなのか公演もたった1ステージ。何があっても怒らないで笑い飛ばせる人向け。


○芝居屋風雷紡:天の秤

【場所】下北沢 小劇場楽園
【期間】8月10日(水)~8月14日(日)
【上演時間】不明
【特徴】よど号ハイジャック事件、見応え
・未見の劇団だが史実をもとにしたフィクション作品が得意な劇団とのこと。出演者の吉水雪乃さんは「リバーシブルリバー」でとても良い演技を見せていた。よど号ハイジャック事件をモチーフというのはなかなか珍しいので注目


○一茶企画:命日オプション

【場所】大塚 萬劇場
【期間】8月10日(水)~8月14日(日)
【上演時間】不明
【特徴】トリプルキャスト、北川理恵、ミュージカル
・トリプルキャストによるスパイスコメディミュージカル。北川理恵さんなど多彩な出演者。ミュージカルってたまに無性に見たくなる。3チーム制ととても多い出演者数。


○ゴセキカク:明けちまったな、夜。

【場所】王子小劇場
【期間】8月13日(土)~8月16日(火)
【上演時間】不明
【特徴】初作演
・普段役者として活躍している後関貴大さんが初めての作・演出を行う公演。出演者には劇団人間嫌いの岩井美菜子さん、くらやみダンスの岡本セキユさん、南京豆NAMENAMEの河村慎也さんなどそれぞれの劇団で作演を務める人たちがいる。役者さんが初めて書くお芝居ってどんなものなんだろう


【8月第3週 8月15日(月)~8月21日(日)】

○演劇ユニットG.com:まったく新しい!!宇宙創造論

【場所】成城学園前 アトリエ第Q藝術
【期間】8月17日(水)~8月21日(日)
【上演時間】不明
【特徴】SF、3部作完結編
・SF的かつ論理的かつぶっ飛んだ設定が興味深い。アトリエ第Qという場所も含めて面白そうな公演


★注目★○ユトサトリ。祭:〆! 

【場所】下北沢 小劇場楽園
【期間】8月17日(水)~8月21日(日)
【上演時間】約90分予定
【特徴】柔道、男女バージョン、ワンシチュエーション会話劇
・女子部員Verを劇団晴天の大石さんが、男子部員Verを大竹ココさんが演出する公演。男と女の違いであったり演出家の違いであったり見比べることで面白さが倍になりそうな公演。とくに大石さんは自分の推し作演なのでぜひ見に行きたい


○3card!!!:演劇したいっ!

【場所】中板橋 新生館スタジオ
【期間】8月18日(木)~8月21日(日)
【上演時間】
【特徴】ユニット公演
・舞台女優の幾世優里さん、神原晶さん、佐瀬ののみさんの3人によるユニット「3card!!!」の公演。演出はミックスドッグスの奥田さん、脚本は目崎剛(たすいち)さんと久保磨介さんが担当。ゲストも川勾みちさんや細田こはるさんなど個性豊かな公演


★注目★○劇団チョコレートケーキ:生き残った子孫たちへ戦争六篇

【場所】池袋 東京芸術劇場
【期間】8月18日(木)~9月4日(日)
【上演時間】約130分など
【特徴】戦争、過去作
・歴史とそこに生きる人間を劇的に描くチョコレートケーキが
「追憶のアリラン」「帰還不能点」「無畏」「短編2本立て」「ガマ」
の戦争に関する過去作6個を再上演。チョコレートケーキはいつも重いバトンを両手で受け取るような感覚になる作品。


★お勧め★○feblaboプロデュース:ナイゲン(R04年新宿版)

【場所】新宿シアター・ミラクル
【期間】8月18日(木)~8月23日(火)
【上演時間】約120分
【特徴】コメディ、会議劇、再演
・2016年~2019年まで毎年行われていたfeblaboによるナイゲンが久々に復活。先日駅前劇場でナイゲン2022が上演されていたばかりだが、出演者が違うことで見え方や感じ方が変わるという演劇の面白さを味わえるチャンス.
出演者も本当に若い世代が多く、日々の成長を見るのも一つの楽しみ方


○吉野翼企画:盲人書簡R

【場所】恵比寿 シアター・アルファ東京
【期間】8月19日(金)~8月21日(日)
【上演時間】
【特徴】寺山修司、前衛
・寺山修司の有名作品の上演。生演奏やダンス、パフォーマンスなど満載でエンタメ的な作品として現代に届けられる。


○かるがも団地:グレートジャーニー

【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】8月20日(土)~8月21日(日)
【上演時間】約80分予定
【特徴】コント集
・振り返れば青春的な作風の劇団。今回はコント集。勢いを増している劇団だけに注目


【8月第4週 8月22日(月)~8月31日(水)】

○チェルフィッチュ:ニューイリュージョン

【場所】王子小劇場
【期間】8月21日(日)~8月28日(日)
【上演時間】不明
【特徴】映像演劇、有名劇団、超口語演劇
・有名劇団チェルフィッチュの今度の公演は映像演劇。岸田國士戯曲賞も取った岡田さんの新作は注目


○アマヤドリ:解除

【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】8月23日(火)~8月24日(水)
【上演時間】60分予定
【特徴】3人芝居、会話劇、キャンセル・カルチャー、連続上演
・小角まやさんとワタナベケイスケさんを中心にした3人芝居で出演者は全員劇団員の公演。アマヤドリの作品は現代的なテーマを上手く消化した意地悪な会話劇であり、8月2日から上演される「抹消」と合わせて見たい作品

★超お勧め★○Mrs.fictions:伯爵のおるすばん

【場所】吉祥寺シアター
【期間】8月24日(水)~8月28日(日)
【上演時間】約120分予定
【特徴】名作、再演
・3度目の再演となる作品。悠久の時を生き続ける伯爵と彼に関わる人達の物語。基本的に馬鹿馬鹿してくて笑ってばかりの作品なのにそれだけじゃない誰かを大事にしたくなる作品。絶対に見ておくべき作品


○ガガ:炎上(比叡山)

【場所】中野 劇場MOMO
【期間】8月24日(水)~8月28日(日)
【上演時間】約120分予定
【特徴】活劇
・神山慎太郎さん、広井龍太郎さん、秋谷悠太さんによるユニット「ガガ」
今回は大ガガといういことで骨太な活劇作品。劇場大きく、出演者も多くなってどういった物語を見せるのか注目


○劇団「地蔵中毒」:「中待合室にお入り下さい」を待ちながら

【場所】新宿シアタートップス
【期間】8月24日(水)~8月28日(日)
【上演時間】不明
【特徴】不条理、笑い、狂気、シュール、大喜利
・最近ではすっかり確固たる地位を確保しつつ有る地蔵中毒。おなじみの出演者たちも揃いクオリティは保証されている(頭のおかしい方向で)。今後どうなっていくのか毎回試されているとも言える劇団


○たやのりょう一座:虚構の森でハローハロー

【場所】六本木トリコロールシアター
【期間】8月24日(水)~8月28日(日)
【上演時間】不明
【特徴】作・演出:白坂英晃、エンターテイメント
・わかりやすく面白く劇的なエンターテイメント作品の劇団。今回も作演出は、はらぺこペンギンの白坂さんなので物語の面白さは保証付き。前回始めて見た劇団だがとても好きだったので今回も期待


○劇団イン・ノート:売春捜査官-熱海殺人事件-

【場所】下北沢 シアター711
【期間】8月25日(木)~8月28日(日)
【上演時間】不明
【特徴】つかこうへい作品
・演劇のスタンダードナンバーとも言える売春捜査官。今回はナイゲン2022にも出演されていた中川大喜さんや小日向春平さんが出演するということで個人的に注目の公演。売春捜査官はそれこそ様々な演じられ方をしているのでどういった売春捜査官になるのか。

★注目★○排気口:呼ぶにはとおく振り向くにはちかい

【場所】荻窪小劇場
【期間】8月25日(木)~8月28日(日)
【上演時間】約95分予定
【特徴】不思議、独特、前半と後半の世界観
・排気口の作品は不思議な感覚にいつもなる。前半のとてもズレた会話や行動によるおかしさから後半の何か世界の終わりをタバコを吸って見守るような感覚。また新しい作品がとても楽しみ


○秘密基地シアター:いるかに対する懐疑心

【場所】四谷三丁目 小さな喫茶店homeri
【期間】8月27日(土)、8月30日(火)、9月2日(金)
【上演時間】
【特徴】作演出:澁川智代、喫茶店公演、二人芝居
・さほさんと梢栄さんのユニットによる演劇公演。2人の雰囲気と渋川さんの描く世界はとてもマッチしそう。喫茶店という場所での公演というのも面白そう

#小劇場 #観劇 #演劇 #舞台 #観劇予定


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?