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寒いと筆は進むんだけど、元気はでない。なんて生意気なことを言ってみたりしてさ

札幌最終日。今日はこちらが地元の10個下の男の子と(10個も下なんだねえ、とっくん)、ラーメン食べたりカフェ行ったり、お散歩してました。普段東京か熱海で会ってるから、また違う土地で会えるの楽しかったな。

「札幌、いいでしょ」
「いいね〜。でも冬がなあ」
「寒いの嫌い?」
「ん〜嫌いだな〜」
「えー」

そんな話をしながら歩いていたのだけど、わたし本当に寒いの苦手で。寒いと、なんだか地球が静かな感じがする。静かは好きだ。心に時間が雪のようにしんしんっと積もる感じが好きだ。
寒いは、雨みたい。雨も好き。
静かだと集中できるから、ことばがスラスラ先に走る。
生意気なことを言うけれど。

夏はその逆。すっごい賑やか。地球が賑やか。
体の全細胞が踊ってる感じがする。

冬は苦手。だけれどことばを書く上では最高。
夏は好き。だけれど体の全細胞が踊っちゃうからことばは二の次。

「じゃあ四季が必要なんだね」
「う〜んでも冬はな〜」
「えー」

そんな会話をゆるゆるしながら、仕事の話とか恋の話とか、最近読んだ本の話とか。オリンピックの話とか、少子化の話とか。幼少期の話とか、いろんな話をした。

ここ最近、なんだかとても体が重そうな彼の心が、すこしでも軽くなるといいな。そんなことを、ずっと思ってしまったよ。

最後にバイバイして、彼から
"姉さんいたことないけど、ちょっぴりお姉さんぽかった 笑"
とメッセージをもらったのが、嬉しかった、というよりほっとした。

いつでも肩貸すし、割とどこにでもいくから。
君は19歳にしては、甘えることを知らなすぎるから。

たまには頼っても、よいのだよ。
こう見えても意外に、しっかりしてるかもよ。


でも冬は苦手だから、あったかいところで呼んでな。

なるだけね。

またゆるゆる、お散歩でもしようよ。


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