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この街に眠るちいさなときめきを探して #バンコクのち暮らし 【 バンコクフォトウォーク 】

平成最終日は、写真好き6人でバンコクの街に繰り出してきた。「茹だるような暑さ」とはまさにこの事で、入道雲はもっくもく、目を開けるのも眩しいくらいに晴れ渡った青空は、36度の気温を容赦なく私たちに叩きつけてくる。

ゴールデンウィークなのに道を歩く日本人観光客の姿は無い。ガラガラの道をトゥクトゥクでかっ飛ばしながら「もう!暑い!」と何度も額を流れ落ちる汗を拭く。そんな過酷な状況を「でも何だかこうやって観光地巡ってると、ちょっと小旅行みたいだねえ」なんて笑い合える人達と、一緒にこの街を歩くことができて良かった。水分を失ってガラガラになった喉の奥で、声にならない音を練り上げてみる。

「平成の終わりはFUJIFILMで切り取っておきたい」
と思っていたので、フォトウォークをしませんか、とお誘いいただいた時は本当に嬉しかった。ちなみに誘ってくださったのはサクさん。(いつもありがとうございます)

平成最後の(と言ってもバンコクにはそれらしい空気は流れていなかったのだけれど)ちいさなときめき探しは、バンコクの街で。

もわっと、地面から勢いよく熱気が上がってくる夏真っ盛りのこの街を、私たちも負けじと、カメラをぎゅっと握りしめて足を踏み出した。

胸がぎゅっとなるような、このまま時間が続いてくれたらいいのに!って思うような場面に沢山遭遇して、だから空気感ごと伝われ!って願いながら切ったシャッター。少しでも伝わったら良いな。

むわっと熱気に包まれたこの街を、いつものちょっと涼しげな、青い世界に閉じ込めてしまうのは勿体無いような気がして、レタッチを少し変えてみた。のだけどむずかしいね。人間そんな急には変われない。でも、少しずつ、少しずつ昨日より、今日より、明日の自分が理想の自分に数cmでも近づいたら良いね。

次の時代への気持ちも込めて、普段切り取る半径1mの世界よりも、広い視野で切り取ってみた今回のフォトウォーク。特別な1日になりました。

これからもずっと隣にいてほしいFUJIFILMと、一緒に平成最後を切り取ることができて良かった。

ありがとう。そして、これからもよろしくね。

いつもありがとうございます。いただいたサポートの一部は書く力の原動力のおやつ代、一部は日本自然保護協会に寄付させていただいています。