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生まれたての朝にキスをするように、体に溶けてく夜明けのフロート | 写真と短歌


待っている子羊みたく膨らんだうす甘い苗に頬よせながら


幾億の運命だとか魔法より探しに行こう星の住処を


生まれたての朝にキスをするように体に溶けてく夜明けのフロート


あしもとに寝そべったままあおぐ空この日々もまた雨に沈んで


すこしずつ染み込んでいく闇の夜が心地良い日のベッドはせまい


食べかけの月と生まれる淡影と手を取り踊るビールのワルツ


くりかえす季節の中で君と唄う言葉の渚琥珀の帳



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