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空と海とが手を取り合い溶ける果てで僕らもう一度出逢いなおせたら | 写真と短歌その6

毎日ひとつ、短歌をつくっています。
今週の短歌をまとめてみました。


大あくびの後に生まれる余白に心よせられる余白を世界に



空と海とが手を取り合い溶ける果てで僕らもう一度出逢いなおせたら


秋今宵手に取る小説の端々に宿るあなたの気配



張り詰めた糸がぷつりと切れるように ほどける夜 まっさらな夜明け



雨に沈む道路を抜ける車はまるで満ち引く波音のようで



過ぎ去った日々に囚われ悔やむより目の前の奇跡に心を寄せて


後悔と呼んでしまえば簡単な不条理を光と名付けた君






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