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トルコうっかり二人旅珍道中【その3】

呼吸をするようにかわいいカフェを探すのはわたしが健やかに生きていく上でのライフワークのひとつで、今日は心の充電が切れそうだったので、朝起きてすぐに心惹かれるカフェを探しにでかけることに決めた。

そうだその前に、バタフライピー の烏龍茶と、卵とクロワッサンとケーキで朝ごはん。卵とスープは伊佐さんが作ってくれたもの。今日は彼女の体調があまりよろしくなかったから、お家に置いていくことにしたのだ。おとなしくね。

イスタンブールは街中の至る所にときめくカフェがあって、今日も歩き出してすぐに素敵なカフェに出会うことができた。

ちなみに私のときめくカフェの探し方はとてもシンプルで、外観をみて少しでも「おっ」と心に落ちてくるものがあれば素直に扉を叩くこと。
ポイントは「入りにくそうだな」とか「高そうだな」とか無駄な雑念が生まれる前に足を前に一歩踏み出すこと。

今日は、家のそばにあった「MUZ」が心にとまった(のと、このカフェにいた猫が人懐っこくて可愛かった!)ので、ドアを押して中に入ってみた。


中は緑がいっぱいあって、天井が高くて、ざっくり手編みの座布団や植木鉢。1Fはカフェ、地下1Fは植物屋さん。かわいいなあニヤニヤ。とカウンターに進んでいくたび、元気が充電されていくのがわかる。
カフェは「ときめく空間に自分を置くこと」の大切さを実感させてくれるし、女子の心に染みこむように遺伝子に組み込まれているのだろう。そうに違いない。だからきっと世の中の女性はみんな、カフェが好きなのだ。

なんてくだらない事を考えながら、アイスチャイラテを頼んでみる。それがあまりにも薄くて水っぽくて、思わず笑ってしまったのだけど、夜airbnbのホスト、Musutafaと話してわかったのは、トルコ人はあまり好んで冷たい飲み物を摂取しないらしい。だからもしかしたら、不得意分野だったのかもなあ。そんな中で作ってくれたドリンクなのだとしたら、もはや愛おしい。

その間も足元をちょろちょろ、お店の前をちょろちょろと猫が駆け抜けていく。ああ幸せ。本当にこの街は、猫が多い。


2時間ほどお邪魔して、仕事させてもらった。ああ、すっかり心が充電されて、なんだか呼吸も楽になった。(ちなみにWi-Fiのパスワードに「マリモ」という言葉が入っていて、周囲を見回したらところどころにマリモがいて、癒された)

夜はゆったりワインを飲みながら、部屋でMusutafaにトルコのいろんな話を聞かせてもらった。わたしが「こんなチャイグラスが欲しい」といって青やピンクの装飾が入った派手なグラスの画像を見せたら「これは全部観光用だよ。普段こんなの使わないよ」と笑われてしまった。

やはり。でもときめくのだもの、これ。
誰がなんと言おうと、心のときめきは大事にしたい。自分がどんなもので、どんな風にエネルギーを自家発電できるのかは、人生を健やかに生きることができるか否かの重要なポイントになると思うんだ。

明日はチェキを片手にお散歩してみる予定。

おやすみなさい。


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