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大人になったかもしれない話

歳を重ねてまだ21年だけど、もう少しで22年目に突入するわけだけど、段々自分が大人になっているんだなと感じる。
特に大学生になってからの成長?具合は凄まじいんじゃないかな。コーヒーが飲めるようになってお酒が飲めるようになってビールが美味しく感じて、ウイスキーが飲めるようになって、ワインも美味しい〜とか感じるようになって。
(食べ物飲み物の話ばっかりだ)

色んなバックグラウンドを持つ人、考えを持つ人、大好きになった人、どうしても好きになれない人、大の仲良しだと思ってたのに簡単に関係性が崩れてしまった人。私に期待してくれる人、馬鹿にしてくる人。
今まで知らないような世界を知って、出会ったことないような人達に沢山出会ってきた。
自分はどこに行っても何となく上手くやって、人間関係も、仕事も勉強もそれなりにって思ってたし、こういう感じでどこいっても上手く生きていけるんだろうなって思ってたのにそうもいかないんだなっていう現実にぶつかったのも事実であり、それが変えられてないってことはどこかで「ま、これが自分だし」と思っている自分がいるからなんだな。とか堂々巡りをしてみたり、ほんと、本当に色々ですよ。

そうやって4年間過ごしてる中で、前までは自分のいいとこだと思ってた「嫌なことがあっても寝たら忘れられる」っていうのが単純にいい所じゃないんだなって気づいたことが1番でかい。

そして、23歳になる年を迎えた今、
「寝ても気持ちがリセットされない」
ということと
「忘れたくないことまで忘れようと思わなくても忘れてしまう」
という事実に気付いて怖い。

色んな経験をして、
今まで生きてた規模感と比べ物にならないくらい違う場所にいるのに、
精神面がちっとも変化していない、というか寧ろちまちましたことに気付くように
やっと周りが見えるようになってしまったせいで?おかげで?寝て起きてもやっぱり気にしてしまう人の色々を
気にしすぎなんだろうけど気になるものは気になるのよね。

そして、歳を重ねる度に分子は変わらないのに分母は大きくなっていくわけだから、一つ一つの思い出に分けてあげられるキャパも少なくなっていくし、どんどん更新されていってしまう毎日に置いてけぼりになってしまうよなって
その原理はわかっているつもりだけど
それが歳を重ねるということかもしれないけど
でもやっぱり寂しいね。

そんな自分を見て、
相手にも自分のことを忘れられたくないと思ってしまった。
それがどういう関係性であれ
そんなことあったなって
ちゃんと覚えていてもらいたい。
自分は全然覚えてられないんだけどね笑

今までだったら、
寝たらリセット、終わったらそこが終わり
って割とドライな気持ちでいた。
(まあ実際ずるずる落ち込んでたけど)
写真も全部消してどっか行った思い出もぜーんぶ忘れてやる!!捨ててやる!!!
って思ってた。
でも、今は、今でもものは残したくないけど
これはこれで楽しい思い出として残しておきたいなって思えるようになった。
これがいい事なのかそうじゃないのかは分からない、時間が経ってみないと。
覚えてしまっていることよりも、自分でも気付かないうちに思い出せなくなってしまったり思い出す間もなく忘れてしまっていたりすることの方が悲しいなって思うようになった。
だってわざわざそこから逃げよう、もう忘れてしまおうって思わなくても、忘れちゃうんだもん。

でもあまりにも鮮やかに思い出が残っているとそれは、自分のこれからの足枷になってしまうから

こうして、今の自分の言葉にして残しておくことですぐに思い出せない記憶にして、逃げてしまったとしてもいつでも見返してその気持ちを取り戻せる、思い出せる。
だから私はこうやって言葉を紡ぎたいんだな

変わらない日常も、ひと味違う日も
過ぎてしまったものは帰ってこないから
新しく作っていくしかないよね。
嫌でも前に進んでくれるから、しばらくはその流れに身を任せてみようかな。
自分の力で歩けるように、走れるようになるにはもう少し時間が必要かもしれない。

うん。大丈夫じゃないよ

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