弓騎兵
長い射程と騎士より早いスピードを兼ね備えたユニット。
HP、攻撃力、防御力、スピードどれをとっても射手を凌駕する性能を持っている。
劣っているのはコスト、射程くらい。
量産できれば強いはず！
と思うのだが、なんだかあんまり強さを感じない・・・
なんでだろうか？

よく言われるのはアタックディレイと言われるマスクステータス。
これは攻撃指示を出してから実際に攻撃が行われるまでの時間のことなのだが、（重）弓騎兵はこれがかなり長い。
射手が0.35秒なのだが、弓騎兵は0.88秒。

2.5倍近く長いのだ。
つまり移動と射撃を繰り返すマイクロ操作を行う人にとって非常に大きなデメリットを抱えていることになる。
だが、私は残念なことにマイクロ操作をできるほどうまくない。
基本的にユニットにはおおざっぱな位置を指定してそこから自由に射撃させていることが多いのだが、これでもやはりスペック通りの性能を出しているような気がしない。

実はもう一つ弓騎兵にとって不利なマスクステータス（？）があって、
弓懸の効果が通常18％発射速度上昇（射撃間隔の減少）なのだが、
弓騎兵は9%程しか上昇しない。
弓騎兵を使っているとなんか矢の本数少ないと感じているあなた。
正解です。
ただ、それを差し引いても攻撃力は射手に対して+1（10%）
槍兵に対しては攻撃ボーナスが射手の+3に対して+6とかなり高い。
これだけではあの「なんか弱い」感じの説明がつかない気がする。

そこでちょっと実験をしてみた。
重石弓射手と重弓騎兵30体で矛槍90体を全滅させるまでの時間を計測する。

数の設定は適当。
双方5回試行して平均値で比べる。

ちなみにフルアップ時の重石弓射手と重弓騎兵のDPSは
重石弓：5.42
重弓騎兵：7.22
と重弓騎兵のほうが1.3倍ほど上。
普通に考えれば弓騎兵のほうがかなり早く全滅させられるはずだ。

結果はというと・・・
重石弓：1分28秒
重弓騎兵：1分22秒

！？
あんまり変わらない。
自分の感覚は正しかったのだ。

しかしなぜだろうか？
そう思ってテストを見てみると弓騎兵の一部がたまにもじもじして攻撃してないのを発見した。
よく見れば攻撃モーション途中で止まってしまっている。
推測だが、攻撃モーション中に攻撃しようとしていた相手が倒れてしまうと攻撃が中止されてしまうのではないだろうか？
中止されるだけならいいのだが、次の目標を攻撃するのにもアタックディレイが発生しているようだ。
つまり目標を倒すたびにアタックディレイ分のロスが発生するのではないだろうか？

私が弓騎兵を運用しようと思うときは射手か槍兵の相手がほとんどだ。
当然相手の数も多い。
つまりロスが多くなるので本来の力を発揮できないのかもしれない。

簡単な検証だったが、今後弓騎兵を使わないようにしようと思うくらいには衝撃的な結果だった。
時間があったら騎士などを相手にした時の検証もしてみたいと思う。