見出し画像

天気の振り返り(2024.4.21-4.29)

こんにちは、nooooon(@nooooon_met)です。



1.いろいろなデータから見た黄砂

今週・・・じゃなくて先週も、衛星画像で薄茶色の領域(黄砂)が捉えられていました。

今回は気象庁HPの画像を保存できていなかったので、NICTのひまわりリアルタイムWebへのリンクを。
4月25日の衛星画像がこちら↓

4月26日の衛星画像がこちら↓

ちなみに、ダスト画像でも捉えられており、そのことは「短期予報解説資料」でも触れられていました。

1.実況上の着目点
~(略)~
② 日本海北部に低気圧があっ て東北東進。この低気圧の影響 により、北海道地方や東北日本 海側で広く雨が降っている。
~(略)~
④ 衛星ダスト画像では、②の低気圧の後面の日本海西部に黄砂の飛来が確認できる。

2024年4月25日15時40分 気象庁発表「短期予報解説資料」から引用。

・・・が、こちらも保存し忘れていました。とても明瞭でしたし、トゥルーカラー再現画像と違って夜間も黄砂の動向を追いかけられるのですが・・・失敗。


気を取り直して・・・この黄砂は、25日に中国東北区を東進していた寒冷前線付近で明瞭に現れていました。

※1

その後、寒冷前線は不明瞭になったものの、黄砂は東日本や北日本に飛来しました。

黄砂観測実況図を見ると、黄砂を観測した地点が日に日に東へ移ってきていたことがよく分かります。

※2

ただし、今回の黄砂はそれほど視程(見通し)を悪化させることが無かったようです。気象情報についても、観測の実況情報が記述されたものはなく、事前の注意を促すものが発表されたに留まりました。地上付近にはあまり降下せず、上空を通過していったのかなと思います。


ここで、国立環境研究所によるライダー観測の結果を見てみると、25日~26日に黄砂らしき粒子が捉えられています(下の3つのグラフのうち、中段グラフの高度3km以下で0.1 以上の値となっているあたりが該当すると思われます)。

※3

先週の観測結果と比べても、今回の黄砂はあまり濃くなかったようだと考えられます。

※3


2.またしても高温

ここ数日も平年より最高気温の高い日が続き、4月28日には全国43地点で4月の1位の値が更新されました。最高気温30℃以上の真夏日になったところも

※4

ただし、今日以降の最高気温は平年並みとなる予想の日が多く、暑さは少し落ち着くのかな・・・という感じです。

※5


GWの中日は休暇を取得したので、長い長いお休みです。
最近こちらの書籍を購入したので、できるだけ読み進めたいなと思います。

ただ、せっかくだからあちこちお出かけしようか・・・悩み中です。



そんな、今日このごろ


1:画像は気象庁HPから。→https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

2:画像は気象庁HPから。→https://www.data.jma.go.jp/env/kosa/obs/

3:国立環境研究所HPから。→https://www-lidar.nies.go.jp/Niigata/

4:画像は気象庁HPから。→https://www.data.jma.go.jp/stats/data/mdrr/tem_rct/index_mxtem.html

5:2024年4月30日5時更新の2週間気温予報。→https://www.data.jma.go.jp/cpd/twoweek/?fuk=44