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才能がある上に超ストイックな方々に対して思うこと

最近ね、思うんですよ。

才能がある中でも、それに驕らず"超"がつく程ストイックな方々っていらっしゃるじゃないですか。
きっとどの分野でもそうだと思うのですが。

もうさ、顎はずれるぐらいびっくりしちゃうんですよね。
びっくりするっていうと語弊がありそうなんですけど、こう何というか、フルスイングパンチを喰らったぐらいのダメージを受ける。気持ちが。(何だそりゃ)

このレベルの方でもこんなに研鑽されてるんだから、自分はもっと頑張らないと!って自分に鞭打つ気分に、いい意味でいつもさせられます。

こんな感情になることがここ最近だけでも2回あったので。
今回は忘れない内に書き残しておこうと思っている所存です。


では、さっそく!まず1人目は、

声優の福圓美里さん

です。

福圓さんはこれまで沢山の作品に出演されているのですが、有名どころでいうと『ポケットモンスター』のミジュマル役・『美少女戦士セーラームーンCrystal』のちびうさ役・『僕のヒーローアカデミア』のトガヒミコ役などでしょうか。
私は『スマイルプリキュア』で主人公の役を演じられているのを機に初めて知り、声はめちゃくちゃかわいいんですけど、お芝居がどちらかというとリアル寄りというか、どこか泥臭さを感じさせるところが大好きでして。
声優だけではなく、役者としても活動されていて、人としても役者としても尊敬しているお方なのですが、そんな福圓さんがつい先日Instagramでインスタライブをされていたんです。↓↓

このインスタライブの中で昨年を振り返ってらっしゃったのですが、
昨年は十数年に一回来る自分の演技を見直すタームで、自分の身体と向き合ったり、一年を通して映画や舞台・アニメを80本近く見た。
とおっしゃっていてですね、正直めっちゃびっくりしたんです。
福圓さんは15歳の頃から活動されているので芸歴も長い方なのですが、それでも自分と根本から向き合ってインプットもたくさんされる方なんだなぁと。
それでいて謙虚だし、でもハングリー精神も持ち合わせてらっしゃて…
「芸事に終わりはない」という言葉があるように、第一線でずっと活躍されている方々ってきっとこのような方が多いんだろうなと思うと、本当に頭が上がらないですし、自分にとっても理想の在り方だなと改めて感じました。

そしてそして!2人目は、

ミュージカル俳優の礼真琴さん

です!!

現在は「宝塚歌劇団」星組トップスターとして活躍されている方なのですが、歌・芝居・ダンスと三拍子揃った超実力派の御方で。
私は中学3年の時から宝塚が、その中でも特に星組がずっと大好きなので、礼さんのことはトップになる前の下級生の時代から拝見しているのですが、もう昔から上手さが群を抜いていてですね…
でもトップになってからも毎公演進化されていて、それはそれは素晴らしい方なんです。
それで最近になって礼さんのインタビュー記事が載っている雑誌を色々集めて読んでいるのですが、トップになる前2番手時代のインタビューの中で、ちょっと凄すぎる…と引くぐらいストイックな生活を語られていまして。

ご自身をときめかせるものは?の問いに返ってきたのは『舞台鑑賞、映画鑑賞』。珍しい答えではないのだけれど、礼さんはかなり本気。
「この前の休演日には映画を2本観ましたが、それでも足りないです。休日はもちろん、公演期間中でも時間ができれば劇場や映画館へ行きます。観たいものがありすぎて大変なんです」
好物のスウィーツの話でもするみたいに、目をキラキラ輝かせてそう言います。しかしタカラジェンヌの日々は超ハードワーク。なのに休みの日までなぜと思うのですが。
「勉強のためというのもありますが、単純にファンとして格好いい!すごい!と楽しませていただいている部分も大きいです。でも一番は、同じ芸事の仕事をしている人が、違う世界でどんなふうに活躍しているのか。そのことにとても興味があるのだと思います」
せっかくの休みなのに、疲れない?
「全然!いくら観ても大丈夫です。ポップコーン抱えて映画を観て、生の舞台にわくわくして、カラオケにも行けたら最高(笑)。芸事に関することに触れていれば息抜きになる。私に才能みたいなものがあるとしたら、それかもしれませんね」

『25ans』2017年9月号

私も(宝塚ではありませんが)同じ歌劇の世界に身を置いていた者からすると、この生活は信じられないぐらいストイックなんですよ。
宝塚は週に一回休演日という名の休日が設けられていますが、公演期間だと週6日は毎日舞台に立ち、イベント事が近づくとそのお稽古も入ってきたりととにかくハードなんですよね。
だから貴重な休みは整体に行って身体のメンテナンスをしたり、買い出しに行ったり、美容院に行ったりと意外と時間が足りないんですよ(人によるとは思うのですが)
その中で毎休演日映画館や劇場に足を運んで芸事に触れるというのは、簡単にできることじゃないなと。
多分こういうことが出来るか出来ないかで、後々大きな差に繋がっていくんだろうなぁって感じたり。
とにかく礼真琴さんは半端ないっす。
努力を努力と思わないところが才能ですよね。


改めて、自分もお二方のような人間・表現者になりたいなと、しみじみ感じる今日この頃です。

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