見出し画像

劇団に入ってうつ病になった話⑥

前回は、退団に至るまでのお話を書きました。


最終回となる今回は、退団後から現在までのことについて書こうと思います。


歌劇団を離れ、適応障害からうつ病に移行した私

ひどい時は、

文字を読んでも理解ができない
電車に乗るのが怖い
家族の話し声ですらしんどくなり、同じ空間にいられなくなる

などなど。

特に、孤独感と希死念慮がすごかったですね
(今も完全に無くなった訳ではありませんが)


もちろん、あんなに大好きだった歌も踊りも芝居も出来なくなりましたし、歌劇やミュージカルなんてもってのほかでした。

芸事に関しては現在ある程度戻りましたが、歌劇はやっぱり見れないです。
なんなら、話も聞きたくないぐらい。
劇団は違えど、いろいろ思い出してしまうんですよね…
ミュージカルもちょっと危ないところです。


うつ病も初期の頃と比べると、だいぶ落ち着きはしましたが、今でも定期的に波はやってきますし、希死念慮だって抱きます。

そこが苦しいところですね。
もう昔の自分には戻れないんだろうなぁって
エネルギーも全然ないし回復しないし、心と身体がチグハグだから前に進もうとしても進めなかったり


それに、劇団のことは今でもよく夢で見ますし、
自分の中できちんと消化できるのはまだまだ先なんだろうなと思います。


さあ!!
6回に渡りつらつらと書いてきましたが、いろんな事情により、ところどころボカして書かせていただきました。
そこのところは、ご理解いただけると幸いです。


歌劇団は全国に何ヶ所かございまして、
語弊があるとあれなんですが、他の歌劇団の内部事情もいろいろ聴きまして、まぁ大体どこも似たような感じだと思います。
(※あくまでも個人の意見です)

女性だけの世界だし、閉鎖的だし、表舞台に出る人たちの集まりですから、逆に大変じゃない訳がありません。

同じ志を持った人たちが集まってるから、きっと大丈夫だろう!
と軽い気持ちで受験を決意した昔の自分を殴りたいです。

そんなにこの世界甘くないし簡単じゃないぞ、と。

それに、
真面目な人ほど精神を病んで辞めていく
と話してくださった上級生の方もいらっしゃいました。

でも、それでも歌劇の世界に入りたいんだ!!!
という強い意志を持った方は受験しても全然いいと思いますし、実際入ってみて勉強になったことも沢山あるので、一概にやめた方がいいとは言えません。

貴重な経験も多々させていただきましたし。

まぁめちゃくちゃブラックでしたけど笑笑

まだまだ苦しめられている部分もありますが、
そんな自分もいつか許容して上手く付き合って、
また表現者として舞台に立てたらな、と
今はうっすら思っています。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
いつか良い報告ができるように、また今日から少しずつ進んでいこうと思います。
みなさんも、無理はし過ぎないでくださいね。
私の経験談が反面教師になれば幸いです。
ではではっ👋

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?