春分の日。朝早く、うちの近くで鳥が鳴いていた。ウグイスみたいな鳴き声だったけれど、こんな街中にもいるのだろうか。別の鳥だかろうか。いずれにしても、春らしくていいな。

お彼岸でパートナーの実家へ。子どもたちと一緒に、仏壇に手を合わせる。いままであまり意識していなかったけれど、合掌する右手と左手に意味が込められているのだな。そういう勉強もしたことはないけれど、自然と手を合わせてしまうのだから不思議なものだ。

あれこれ考えている間に三連休はあっという間に終わる。なにも考えずにいられたらラクなんだろうなと、わかってはいるのだが、浅はかなせいか、小さな考え事が浮かんでは消えていく。

いろいろやりたい欲と、シンプルに暮らしたい思いが反比例する。安定を望むことと、新鮮さを欲することが対立する。そうやってウロウロしながら、なんだかんだで日々は過ぎていく。