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北京ドタバタ旅行(14)

 ホテルの値段を調べていく過程で、どうも現地の旅行社にお願いした方が安く済みそうだと言うことが分かってきました。時間は腐るほどありましたので、インターネットで調べた現地旅行社数社に今度は問い合わせをしてみました。3社ほど問い合わせをしてみましたが、返事があったのは1社だけでした。

 その旅行社との交渉は英語でしたが、回答が比較的早く、私はそろりそろりと車椅子の件を持ち出し、ただで借れないかと交渉すると「OK」と返事が返ってきました。これで日本の旅行社に車椅子を借りる必要はなくなったのです。

 次にその旅行社に介助兼通訳というか、通訳兼介助を頼んでみました。旅行社の担当は女性でしたが、日本語の分かるガイド1日300元(3900円)ということを言ってきました。なにぶん我が家はお金がありません。例によって値切りまくって廉価で朝9時から夜5時までガイドを雇うことが出来るようになりました。しかも、通訳だけでなく、必要な場合には父の介助もその仕事の中に含まれると言うことも納得してもらいました。

 彼女はFAXの中で「こんな値段では絶対に日本ではガイドは雇えない」と書いてきました。それは全くその通りなのだろうと思います。しかしながら現地の旅行社と交渉したお陰で、車椅子の件も、父の介助の件も解決できたのです。ようやく前途に明かりが射してきました。
いざ北京に両親を連れて

北京ドタバタ旅行(15)

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