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北京ドタバタ旅行(62)

 こういう観光客が来るようなレストランは必ずと言っていいくらい土産物屋がセットになっています。むしろ土産物屋がレストランを経営いているような感覚を受けます。何しろレストランの数倍の売り場面積があるのですから。その土産物屋は友誼商店という名前が付いていました。

 友誼商店というのは一昔前まで、外国人だけが買うことが出来る国営商店だったのです。なんでも買うときにパスポートを見せる必要があったそうです。最近は現地の中国人も利用できるようになったそうですが、その国営商店がこのレストランにはありました。


 しかし、なんといっても観光客目当ての店ですので、価格設定が、日本の物価や、アメリカなどの物価に合わせてあるようで、結構な値段がします。もちろん、品物はそれなりに質のいいものです。中には100万円以上するという手織の見事な絨毯が置いてあります。ちょっとした敷物でも1万円、2万円とします。こういう店であるなら、そこそこの値段で、それなりの質の良い、翡翠も買えそうです。

 しかしながら、我が家の場合は、質の良い商品を買う客ではありません。中国にバーゲンセールというのがあるなら、現地の人と品物の取り合いをしそうですので、どうもこういう土産物屋は縁遠くなります。

 結局我が家の場合は、30分以上この友誼商店の中をぐるぐると果てしなく回っただけになりました。まぁ、3人で150元の昼食を食べたのですから、このガイドにもなにがしかの余録はあったでしょう。
 昼食後、母が、息子の前で大きく3回もかぶりを振った万里の長城に行くことになりました。

北京ドタバタ旅行(63)

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