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北京ドタバタ旅行(21)

 私はと言えば車椅子を母に押してもらいながら、出国手続きのおさらいをしていました。
「え、とまず航空券を見せて搭乗券をもらって、施設利用料を払って、それから、えっとなんだっけ、、、」
1度頭に入れていたつもりが不安になってきました。

 しかし結論から言うと事実はもっともっと簡単だったのです。というのも事前に今回航空券をお願いした旅行社の担当者の方に、車椅子の件を伝えてあり、機内までの移動や北京に降り立ってからの手配もすべて、まったくなんの問題もなく実にあっけなく通過できたのです。関西国際空港でも事前に連絡があったために、すぐに空港係員がチェックインカウンターまで来てくれ、おさらいしていた出国手続きは単にパスポートと搭乗券をこの係員に渡しただけですべてやってくれました。そんなわけで実にあっけなく親子3人は北ウイングまでやってきてしまいました。

 大きな窓からは私たちが乗り込むボーイングDC-10という飛行機が見えます。程なく車椅子のものが先頭と言うことで、我々親子3名が機内に乗り込みました。座席は横9席で、2、5、2という配列です。エコノミー席の1番前の通路側に私が座ることになり、その隣が母で1つおいて父が座ることになりました。
 程なく一般乗客が乗り込み始めます。手に日本のおみやげ袋を提げた中国人がたくさん乗り込んできました。

 

私たちは中央の5人掛けの席に座っていたのですが、左の席には見るからに上品そうな中国人夫婦が乗っています。連休明けの日曜の北京直行便は、ガラガラといってもいいくらいで、半分くらい空席があります。

北京ドタバタ旅行(22)
 

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