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北京ドタバタ旅行(7)

私は母に名前を書くように目線で合図したのですが、ブロックサインのような複雑な目線で合図したものですから、母は理解できませんでした。おもむろに父がしっかりと私と違う字体で(当たり前ですが)書いてしまいました。担当者は必要書類を持って、別の部屋に入っていってしまいました。私は先ほどのブロックサインの意味を母に解説したのですが、もう後の祭りでした。 

 果たして、担当者は「先ほどの写真の字と、署名の字が違います」と切り込んできました。と言って詰問調ではありません。新しい申請用紙を持ってきて「この場で署名してください」と言い出しました。もう、このころになると先ほどの予行練習は裏目になりました。
父は「めがねがないと、書けない」などと言ってしまいました。

まずい・・・・・・

北京ドタバタ旅行(8)

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