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北京ドタバタ旅行(61)

 おいしいお肉料理を平らげて、お皿にはなにも残っていません。そうしますと、オネーサンがやって来て、何か中国語で言い始めました。分からないので、紙に書いてもらいました。大半の漢字は意味不明でしたが、ただ私の目を釘付けにした漢字がありました。

 狗!

 この漢字をご存じない方もおられるかも知れませんが、これは「犬」の事です。私たち親子がおいしいおいしいと言っていたのは、実は犬の肉だったのです。それをもう1皿どうですか?とオネーサンが聞いているのだと分かりました。確かにおいしかった、、うん、おいしか、、そういえば、、なにか変だったなぁ。我々親子3人が
「不要」
と言ったのは、、まぁ当たり前だと思います。

 しかし、日本人が来たり、アメリカ人が来たり、自分たちと食生活が違う外国人が来るわけですから、この犬肉をそっと忍ばすようにメニューに入れておくというのはどうでしょうか?。何となく、我が家の雑種ハチの顔が思い浮かんできました。こう言うのは人を食った話というのではなく、犬を食った話というのでしょう。

北京ドタバタ旅行(62)

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