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祖国を思い、祖国の平和を願う人たちーウクライナ支援デモに参加して

わたしに何か出来ることないのかな?

北京オリンピックが終わり、ウクライナ情勢のニュースを見聞きしないことがない日々が続いている。メディアを通して伝えられる現地の状況に、胸を痛め、時に涙することもある。連日戦火にさらされる遠い国の状況を考えた時に「わたしに何か出来ることがないのか?SNSでウクライナ情勢を拡散したり、寄付をする以外に何か出来ることないかな?ボランティア募集とかしていないのだろうか?」そんな気持ちが心の中で芽生え始めてきた。

そんな中で3月5日にこどもの城を集合場所にした、ウクライナ支援デモがあるとの情報を見つけた。そしてボランティアを募集しているではないか!最初は「コロナ禍だし、人数は多いだろうし、どうしようか」と躊躇したけど、やはりやってみたい。

「よしやってみよう!」登録フォームに必要事項を記入し、連絡を待った。

ひしひしと伝わる思い

デモ当日ボランティアのミーティングとして指定された時間に集合場所へと足を運ぶと、ウクライナ国旗カラーである青と黄色の洋服を着ていたり、国旗自体を持っている外国人が沢山いる。集合場所には予想以上の在日ウクライナ人がいた。50人はいたはずだ。彼らと話すと在日20年以上という人もいれば、1年半の人もいる。流暢な日本語を話す人もいれば、英語の方が話しやすい人もいる。バックグランドはさまざまだけど、祖国を思い祖国の平和を願う気持ちは短い会話からでもヒシヒシと伝わってくる。

そして「嘆き悲しむだけでなく、祖国のために行動したい。」彼らの強い気持ちが伝わってきた。

いざデモが始まり気づくと沿道で「戦争反対」「#StandWithUkraine」と書かれたサインや、ウクライナ国旗の色をプリントアウトしたのだろう手製の国旗を持つ人たちを何十人も見つけた。大人だけでなく、小さな子供を連れた親御さんもいた。表参道の歩道橋からも同じような支援者を見つけた。

世論を変える力

インターネットを見ていると「プーチンに届かないと意味がない」「日本でデモなんて無駄」「デモなんて参加しても無駄」という意見もある。

「デモなんてしても、何も変わらない」
デモをしたからといって、一瞬でウクライナの状況が劇的に変化するわけではない。

それでもデモという名の抗議活動をすることで、世論を変える力はあると思う。デモを通して声を上げることでメディアで報道され、誰かの心に何かを残すと思う。
声を上げなければ、誰かの心に伝わらないから。


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