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誰かの助っ人であることについて

「ヒーローになりたい」ってセリフはよく聞く。
でも、誰かのピンチに駆けつけたり、事件によく出くわしたり、なんていうことは人生にはほとんどない。
そもそもそんなストレスフルな状況に身を置き続けていて、いつもいつでも元気でいられるわけもない。
誰かに頼られたり、期待されたりして、その期待に応え続けるってのは事実難しいのだ。プレッシャーに感じるし、やり続けるのは疲れる。期待というのは、掛けるほうはどんどん軽く感じていくが、掛けられるほうは時間とともに重く感じるものなのだ。

5分で出来る人助け

だったら「自分なら5分で助けられること」に絞って力になる人になるなら長期でもなんとか応えられそうだと思っていたりする。
「誰かにとっては重たいこと」や、「誰かにとって手が回らないこと」に、たまたま出くわして、たまたま手が空いていたら力になってあげられたら…いい日だったなあ、と思い返すくらいの助っ人でいたい。

優しい世界を作るのは、ちょうど良い温度とちょうど良い重さ、あとは距離感だと思う

ぬるいくらいで良い、アツすぎると圧倒される。
冷たすぎると引かれる。
キロないくらいの重さがいい、重すぎると遠慮される。
軽すぎると頼まれすぎる。
お互いにちょうど良い温度と重さで、少し元気な声の調子で関わっていけたら優しい世界が出来ると思う。
身近だと助けすぎるし、遠ければ億劫になる。
人間はそれなりに薄情なものなのだ。

インターネットで助けること

インターネットでは距離感、というものを感じる機会が少ない。
「ダルいな」と思ったらブラウザバックするなり、ミュートするなり、ブロックするなり…を受け手が勝手にできるし、手元に入れるアプリケーションを選べるからだ。

だから、
「ちょーど、ええ子がおんねん!いっぺん会ったらええやんか~!なあ?人生経験やで~なんでも~」というおばちゃんの出る幕はふつうない(それをやり始めたのはマッチングサービスというやつなんだけど、ダウンロードしない限り例のおばちゃんは出て来ない)。

「助けてあげたい」より「助けてほしい」に応えられたら

SNSで👍を送るみたいに、ネトゲで「ないすー」って言うみたいに、気軽に力になれたらいいと思っている。

ここでは5分で得した気分になってほしい

豆知識で得した気になることってたくさんあるし、知らなかっただけで損した気になることもある、できれば得した感じを増やしたいよねって話。
そんなことで人はヒーローになったりはしないけど、何にもなんなかったけど、面白かったし、まあいいかくらいに思ってくれたらいい。

そんなわけで、知りたいことを探してて、たまたま見つけてくれた皆さんに。
NOR(ノール)のメモ帳をよろしく。

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