石とか音楽とか


全曲シャッフル再生というのはいつも心をグチャグチャにさせるなあ。普段からグチャグチャだからいいんだけどさ。こんにちは。NORAです。

NORAという名義は、ビートメイカーとして曲を出すときに使ってるものなんですけど、この度よーーーーーやくNORAの曲がSpotifyにリリースすることになりました。

10年くらい作曲やって、おせえよ。クソかよ。なんちゃってビートメイカーがよ!
そう思われても仕方ありません。私の制作がサンプリングという著作権に限りなく黒に近いグレーな手法に強く依拠するものが大半、というかほぼ10割で、その手のものをSpotifyという大手プラットフォームにリリースするにはやや大きなハードルがあり、手をこまねいていました。

サンプリングのトラックに対して寛容な、というか無法地帯なSoundCloudやBandCampにはちょこちょこアップしてたのですが、そもそもこれが国内じゃ音楽よっぽど好きな人じゃないと存在すら知らない(んじゃないかなあ〜)サイトで、まぁ収益はあんまり見込めないのですよ。ゼロコストだけど。あと全部英語だし。

その点、apple musicやSpotifyはYouTube同様、微々たるものではあるけれど再生回数に応じた収益は必ずバックされるものなのですね。その代わり、年間又は月額の費用がかかります。まぁそれで食ってけるかったら、食っていけないんだけどね。
さらに言うと、シングルやアルバム毎にコストが
かかるんです。アホなの?そんなに払ったらペイバックできないよ。
でも時代は多様性の令和ですよ。いつの間にか、我儘な私のために月額低コストでリターンがやや弱い代わりにリリースし放題な配信代理サービスが生まれてたんですね。そんなわけで早速登録して、4〜5曲申請しているところです。11月中頃から各サブスクリプションで聞いていただけますので、お時間ある時に再生してくださいませ。収益は全てジブリパークに行くための費用とさせていただきます。


いやホントそんな話はとってもどうでもよくて、
先日石を探しに行ったんですよ。海に。
いつからだろうか、綺麗な石を見ると立ち止まってしまうようになったのは。
宝石みたいな鉱物もとても良いのだけど、自然に削れて丸みを帯びた石の天然の流線形にあやかりたいって気持ちが。。。あやかりたいってなんだ?
どうしていつだって、こんなに金のかからない趣味を見つけてしまうんだろう。ちゃんとした大人ならゴルフにハマったっていい頃なんだ本当は…!
でもゴルフより、綺麗な石探す方が楽しいんだもんな〜。

その日はネットで見つけたいい石があると噂の浜へ車で向かった。浜には駐車場があって、左手には気持ちのいい開けたビーチ、右手には足場の悪い小さな岩場があった。
迷わず左の気持ちのいいビーチで石を探していた。途中ゴミ拾いのボランティアだと勘違いされて、地元のおじさんから気持ちのいい「おはようございます」をいただいて胸が苦しかった。

その後、オマケのような気持ちで右手の岩場を覗いたら、本命はそっちだったようで、色とりどりの石がゴロッゴロしていた。さっきの1時間強はなんだったんだ。

2人で石を拾っていてわかったのは、それぞれ良いと思う観点が違うということ。同じ場所で拾ったとは思えないほどに石のキャラクターがバラけていた。

そして個々の石の良さとは別に、隣り合うことで生まれる相乗効果的な石の魅力があること。これは「ファッション」と表現しても差し支えない。

そして幾年の時間が作り上げたその綺麗な石が持つ重厚なアンビエンスを手のひらに乗せる感覚。こんなちっぽけな俺。の、手の上の宇宙。

「アンビエントだねえ〜」とつぶやく男2人。
使い方は大いに間違っているが、気持ちは伝わり合っていた。

あとその時の気づきだけど、石の褒め言葉において
「箸置きにいいじゃん」は皮肉、というかディスなので良かれと思って使わない方がいい。
用途を示してしまうとその石からロマンスが薄らいでしまうのである。アンビエントだね〜がベスト。

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