FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022@ Estadio Alejandro Morera Soto, Costa Rica
2-0(0-0, 2-0)

1試合で2本のPKを決める浜野かっこいい。田畑ってサイドバックもできるんだ。

記録

オランダ戦でも散見されたが、日本サイドからするとシンプルな裏への浮き球が一番怖い気がする。よーいどんや落下点での競り合いで後手を踏みそうな気配があるので、中央エリアへ蹴らせないか、潰す算段を立てられると見ていてさらに安心できる。

3バックのチームを見ていると4バックやれよと思うし、4バックを見ているよ3バックやれよという優柔不断さはありつつも、今日の4-4-2は良い面と悪い面の両方があったかなと思う。良い部分は守備でマッチアップするので、組織的な崩され方はしなさそうということ。悪い部分は攻撃でもマッチアップするので、立ち位置の工夫がないとショートパスのコースが見えないこと。

後半途中で大山が縦に並ぶような工夫は見せていたけれど、連戦の影響か、初戦よりはファーストコントロールが足に付かなかった感じがする。もちろんポイントでは質の高い動きもあった。考えてみれば3-5-2なら普通に立つだけで前線4人のボックスを作れるわけで、なるほどその面でもメリットのあるシステムな気がしてきた。ちなみに4-4-2は各選手への負担も比較的均等な部分もメリットだと思っている。

オランダ戦と比較してしまうと、もっと圧倒して欲しい印象にもなるけれど、国際試合とはこういうものだし、メンバーもシステムも試しながら連勝を飾れたのは大きい。途中出場の2人が取ったPKだから、総合力やモチベーションにもつながると思う。可能ならば我らが？吉田莉胡に点を取って欲しかったが。

外から見ていた印象では個々やポジション間の距離が少し遠くなっていて、パス距離が長めになってしまったかなと。スペースへ蹴るのはありだけど、1歩待つだけでガーナは追い付いてくるので、セーフティ優先かフィフティでも狙うかは判断が分かれそう。ただ、ポケット取ってのPK奪取だし、結果的にシュートも数打てていたので悲観的になる必要は決してない。

これでアメリカがオランダを倒してくれたら最高で、3戦目はターンオーバーでもトライでもなんでもできる。U-17の時は決勝トーナメントでニュージーランドに負けちゃったけど、準々決勝に1つのピークを持っていければ、連覇は近づく。というか、キックオフ時間5時、2時、8時ってなんだ……選手もコンディション調整が大変だろうに。