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220130【日本-タイ】こういうのが好きなんでしょ?

女子アジアカップQF @D.Y. Patil Stadium, インド
7-0(2-0, 5-0)

9大会連続9回目のW杯出場権獲得です。おめでとうございます!これでようやく3連覇という目標にフォーカスしてもいいのかな。

記録

圧勝の背景の1つは、タイ側にコロナ陽性反応者が多数出たことだろう。残念である。同時に、日本側のスタッフにも事前に1人陽性反応者が出ている。移動というルーチンから外れた行動が伴うだけに、他人ごとではない。世の中の大多数に当てはまるが、対策している「つもり」が一番危ない。もう一度自衛隊式マスクの外し方から復習した方がいいね。

ベトナム、韓国と、後ろが5枚になる相手との試合が続いていたためか、それとも単純にタイの守り方に問題があったのか、異様なまでにサイドを効果的に使えていた。ニア裏も使えていたので、正直どうにでもできてしまう。あとは誰もが口にしているけれど、ラストパスとシュートの精度。先制点の場面は宮澤ひなたのトラップ、クロス、菅澤の呼び込み含めて中外のイメージがマッチした。大きく点差が開いてからは、自分だけのイメージでしか出す側も受ける側プレーせず。普段は譲り合うのに、そこは我を通すのか……。でも植木のゴールはokよ。あの形はもっと見たい。

個人的に面白いなと思ったシーンは72分のビルドアップの場面。自陣最後方からボールを回して右の深い位置まで運んだ場面。キーに挙げていた対角線のXボールの使い方も含めて、どこに立てばどこが空くのかを意識して、かつ味方が見えていたなと思う。

ちなみにこれがゴールにつながる見本はこれ。さすがバルセロナ。でもマピの持ち出しまでは真似しなくてもいい、ヒヤッとするから。

アーセナルのチームメイトが岩渕に「日本はこれ(バルセロナ)を目指せる」といったのも、このシーンだけみればお世辞ではないのかもしれない。

オーストラリアが韓国に負けたのは、意外といえば意外だし、やっぱりなと言えばやっぱり。焦れやすいのは以前から指摘していた通り。殴り合いは上等かもしれないが、我慢比べには向いていないのだ。

ベトナムは相手のミスから先制したけれど、中国はタレント3人が点を取って貫録勝ち。とはいえ最終ラインの不安定さは隠しきれていない。普通にやれば勝てると思うので、普通にできるかどうかだろう。

一番熱かった準々決勝はチャイニーズ・タイペイvsフィリピンだな。終盤のミドルでチャイニーズ・タイペイが追い付いて、PK戦でもチェン・スーユのセーブで先に一歩前に出た。それでも、ポストに嫌われ、最後はサリナが決めてフィリピンが初のW杯出場っていうのがね。エルフェンもWEリーグ公式ももっとわいのわいのしていいんだよ。

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