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『グランツーリスモ』|わかってるのに泣けちゃう、最高のエンタメ作品。

ちょっと前の話だけど、「グランツーリスモ」という映画を観て参りました。
コイツがカーレースに一ミリも精通していないわたしでも最高にドキドキできるアトラクション映画だったので、今回はその魅力を語っていきたいと思います。

この作品は実話をもとにしているから正直最初からネタバレされているようなものなんだけど、細かいネタバレはしないので未鑑賞の人も安心して見てねん。

あらすじ

世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤンという少年。現実主義な父親からは「現実を見ろ」とあきれられる日々だが、彼はレーサーになる夢を諦められずにいる。
そんなヤンが掴んだビッグチャンス。それは世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だった。プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちが一堂に会し、厳しいレーサーの世界に向けて特訓を開始する───。


カーレースが一ミリもわからなくても白熱できるスクリーンから伝わる熱量

今作の見どころはなんと言ってもレースシーン。わたしはカーレースを見たことがないので正直ヤン君のテクニックの何が優れていたのかとか、今どういった攻防が繰り広げられているのかとか、そういった技術的なことは全くわからなかったけど(笑)それでも時速300超えで走る車のエンジン音、ほとばしる熱量はスクリーンからビシバシ伝わってきた。

レースのシーンはずっと前のめりでドキドキハラハラしっぱなしよ。

もちろんカーレース知ってる人の方が楽しめると思うけど、知らなくても全然問題ない。なんたって映像が超楽しい。


デヴィッドハーバーの顔が最高

そして個人的な推しポイントは鬼コーチ役のデヴィッドハーバーがめちゃくちゃハマり役だったこと。

わたしはストレンジャーシングスのジムホッパーを見た時から彼が大好きなんですよ。

彼の何がいいってね、顔!顔!顔よ!
カッコいい〜とかではなく「一見ぶっきらぼうで冷たいようだけど実は面倒見が良くて愛情深いおじさん」の顔なのよ。絶妙に!

今作もそれが存分に出ていて本当に最高だった。

選手たちを叱咤する最初のスピーチも鬼コーチ味と愛が滲み出てて良かったねー、、


わかっているのにラストのカタルシスがヤヴァイ

何度も言うけど最初からネタバレ済みの作品だから私ら観客も半ば安心して見てるのよ。

それなのに、ラストちゃんと泣いちゃう。

これがいい涙なんですよ。

わたしが病気モノとかって呼ばれる病気で苦しんでいる主人公を題材とした「そりゃ悲しいやろ」って感じの作品が苦手なんですが、この作品は努力して夢を追っている人たちを見て泣くという何とも気持ち良い涙を流せる作品。感動の涙はこうでなくっちゃ。

やっぱり目標を直向きに追いかける姿は美しいし尊い。
自分も目標を持って生きていきたいな。

そんな気持ちに心からなれる素敵な素敵な映画でございました。

最高に映画館映えする作品なので、まだお近くの映画館でやっていたらぜひチェケラーしてください。

ではでは〜。





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