見出し画像

ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(4) 3日目 フランスの真ん中

フランス国内では高速道路をあまり使わず、下道を通った。この経路は高速道路を使うと遠回りになるので、下道でも大してかかる時間に変わりはない。

古い街並みを見ながらひたすら走る。やはり街並みを見れるのは楽しい。

Vallanの風景
Vallanの風景
Varzy
ラ・シャリテ・シュル・ロワールのロワール川。写真に写ってる橋を越えた。
ロワール川の中州。道がけっこう狭い。

フランスの中心地

そうやってやって来たのがここ、フランスの中心地。

しかし、フランスにはいくつもの中心地と呼ばれる場所があるらしい。コルシカ島を含むか含まないか、山岳の容積や湖面の面積をどう取り扱うかなどによって、中心地の位置は変わってくる。

中心地のモニュメント

ここはその中でも、歴史的に初めて計算されて、1797年より中心地とされた場所なのだそうだ。

その後、いろんな計算により中心地とされる場所がいくつも出てきて議論されたが、現在でも公式に中心地とされている場所はないそう。そういうところは、なんとなくフランスらしい気がする。

ノワールラック修道院

上の中心地はたまたま通り道にあったので見ただけだったが、本当の目的地はここ。ノワールラック修道院は1136年に設立された修道院で、1791年まで修道院として使われていた。

ノワールラック修道院

建物は12世紀半ばから14世紀にかけて建てられ、その後、修復も重ねられている。

細かい説明は省くけど、ここは本当に凄かった。おそらく大きな観光ルートからは外れてるのだろう。訪問客が少なくて、ゆっくりと見ることができた。

修道院の教会
回廊から見た中庭

建築は興味深かったし、建物の中、建物の周りのどこでも、静寂の中に調和があるというような、独特の雰囲気があるところだった。


そして、修道院からさらに50分ぐらい走って、閑散としたキャンプ場で宿泊。

森の中のキャンプ場。利用客はほかに2組しかいなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?