ノラ

ドイツ在住。いろいろ迂回中。いずれきちんと紹介文書きます。 https://www.s…

ノラ

ドイツ在住。いろいろ迂回中。いずれきちんと紹介文書きます。 https://www.seikatsu-joho.de/

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  • 日々の話

    身の回りで起きた出来事を書いています。

  • キャンプ旅行

    ヨーロッパでのキャンプ旅行の記録です。

  • DIYの記録

    様々なDIYの記録です。

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  • ドイツの野鳥・野生動物

    ドイツの野鳥と野生動物を覚えるためにまとめています。以前作成したブログから移行しました。

最近の記事

日本人になったユダヤ人

前にツイッターに書いたことがあるが、シュニール織のタオルやハンカチで有名なフェイラーの製品を日本で販売していた山川さんは、売り上げを還元してフェイラー社のあるドイツのバイエルンに高齢者の施設を作っている。 その恩恵に預かったドイツの人が、山川さんにお礼の手紙を書きたいけど何とかならないだろうかと友人経由で尋ねてきた。それはドイツの施設にお願いする方が早いだろうとは思ったが、私に尋ねてきた以上はと、日本で手紙やメールが届きそうなアドレスをいくつか調べて教えてあげた(結局、現状

    • ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(5) 4日目 

      フランスのほぼ中心地を出発して、さらに進む。この日は一気に宿泊地付近まで走った。位置関係が分かりにくくなってきたので、地図を載せておく。 この辺に来ると、また家の雰囲気が変わっていて、石を積んだ造りで古さを感じる。 ベナック城そして、まずはお城を見に行く。ベナック城は12世紀に建てられた小高い場所にある城だ。後から増改築もされているが、12世紀に造られた部分も残っている。 とにかく大きくて、興味深くて見ごたえがあった。そして、眺めも美しかった。 ここには車で行くことが

      • 地味な歴史的建造物 Kantgaragen

        KantgaragenはベルリンのKantstr.にあった立体駐車場だ。地上階はガソリンスタンドが入っていた。狭いし、けっこう薄汚ないし、近くを通っても見向きもしない人がほとんどだったと思う。2017年まで使われていた。 だが実は、この建物は一見汚らしいけど、建築史としては重要な意味がある歴史的建造物だったのだ。1991年には文化財保護の対象となった。 建築されたのは1929ー1930年。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、ドイツではヴァイマル共和政だった期間だ。Kant

        • ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(4) 3日目 フランスの真ん中

          フランス国内では高速道路をあまり使わず、下道を通った。この経路は高速道路を使うと遠回りになるので、下道でも大してかかる時間に変わりはない。 古い街並みを見ながらひたすら走る。やはり街並みを見れるのは楽しい。 フランスの中心地そうやってやって来たのがここ、フランスの中心地。 しかし、フランスにはいくつもの中心地と呼ばれる場所があるらしい。コルシカ島を含むか含まないか、山岳の容積や湖面の面積をどう取り扱うかなどによって、中心地の位置は変わってくる。 ここはその中でも、歴史

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          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(3) 2日目 一気にフランスへ

          前日にベルギーの国境間際まで来たので、2日目は午前中にベルギーは走り抜き、フランスに入った。 ヴェルダンそしてお昼過ぎに、ヴェルダンというムーズ川の沿岸にある要塞都市を訪れた。観光地ではあるし、沿岸にはお店もたくさんあって人もいるのだけど、路地を覗くとけっこう閑散としている。5月半ばなので観光シーズンではなかったけど、それにしても寂しいかな。 少しだけ観光をし、路地を入ったところで、いい感じのパティスリーを見つけて休憩した。そして、また先を急ぐ。 デ シャントゥコック湖

          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(3) 2日目 一気にフランスへ

          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(2) 1日目 出発

          10時少し前にベルリンを出発した。遅く起きたわけではないし、前日中に荷物はまとめてあったけれど、いろいろ用意をして、荷物を車に詰めたりしてると、大体このぐらいの時間にはなってしまう。そんなものだ。 そして、移動日は走れるところまで行く。キャンプなので、キャンプ場のレセプションが開いている時間までに到着しないといけない。だから、1日あたりそれほどすごい距離は走らない。 その日にどこまで行けるかは、渋滞があるかどうかにも左右されるし、事前には分からない。この日は、最初の国境を

          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(2) 1日目 出発

          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(1)

          ドイツに来てから約20年間、ほぼ毎年キャンプ旅行をしてきた。キャンピングカーは持ってないので(欲しいけど)、自家用車で移動し、宿泊はキャンピング場でテントを張るスタイルだ。そろそろ、ヨーロッパでのキャンプはこうする!というような偉そうなことも書けそうだけど、そういうものはそのうち気が向いたら書くことにしようと思う。 とりあえずは、私の中ではある意味、ドイツに来てからの集大成的な旅となった、昨年のポルトガルへの旅について少し書いてみたい。ヨーロッパでキャンプをする時のコツみた

          ベルリン⇔ポルトガル キャンプ旅行(1)

          Storckの直売所に行ってきた!

          そもそもはオペラ歌手の車田さんが、YouTubeでWerther's Originalのキャラメルポップコーンをさかんにオススメしてたのがキッカケだった。車田さんについてはこちら↓ 私は音楽に関しては理論的なのがまるでダメなので、たまに見て参考させていただいている。 車田さんはキャラメルポップコーンのキャラメルの量が減った気がすると仰ってたが、そういえば私は最近食べてない。食べてないから違いは分からないだろうけど、食べたくなってしまった。 そして買ってきた。美味しい!

          Storckの直売所に行ってきた!

          壁をレンガで埋める

          私が今までやったDIYで、最もハードコアだったと自信をもって言えるのは、数年前にやったコレ。レンガ造りの家がほぼない日本ではもちろん、ドイツ人でも自分でやる人は滅多にいないと思う。 しかし、なぜこんなことをやることになったのか。 うちは2軒長屋みたいな造りになっている家(ドイツ語でDoppelhaus)なのだけど、元のオーナーはこの2軒の間の壁を開けて両方使っていた。そして私達とお隣さんが別々に住むことになったので、壁を作る必要ができたというわけ。 お隣さんは先に入居し

          壁をレンガで埋める

          トランクの修理

          これまた9月ごろのDIY。 小さいトランクのタイヤがボロボロになった。写真をあまり撮っていないのだけど、備忘録を兼ねて以下に概要を書いておく。 タイヤ部分のパーツを外す トランクは大抵、内側にチャックがあって、部品を外せるようになっている。まずは外して観察。 交換部品の確認 このトランクはサムソナイトのものだけど、純正の交換用の部品はけっこう安く売られている。だから、一応確認する方がよい。 ただ、このトランクの場合は、交換用のタイヤ部品はもう売っていなかった。売っ

          トランクの修理

          太陽熱温水器の配管の断熱

          今さらだけど、9月にやったDIY作業の話。 今回の作業は屋根の上。太陽熱温水器から家の中に取り込む配管の断熱材がボロボロになっていた。この辺にはアライグマやイタチが居て、動物に齧られている跡もあった。去年はただテープをグルグル巻いて補修したのだけど、どう見ても断熱性能がなくなってきているのでこれを補修することに。 この状態でも夏場はお風呂に入れる以上の温水を作るけど、ちょっと肌寒い時期には熱の漏れが影響しそうだ。 断熱材はこんな感じのもの。屋外用、高熱とUV対応、かつ切

          太陽熱温水器の配管の断熱

          ベルリンフィルに行ってきた

          先日、かなり久しぶりにベルリンフィルの演奏を聴きに行ってきた。 私は自分でもアマチュアのシンフォニーオーケストラで演奏したりするけど、クラシック音楽を頻繁に聴きに行く方ではない。いろんな曲を弾いたり聴いたりして分かったのは、私はどうやら短い曲の方が好きなのと、自分で演奏するなら少人数の編成の方が楽しいということだった。 まあでも、せっかくベルリンに居るのだから、ペトレンコの指揮を聴いておかなきゃって思った。ペトレンコが首席指揮者になってからコロナでコンサートに行くのが憚れ

          ベルリンフィルに行ってきた

          スープジャーでカリンのコンポート

          友人からカリンの実をひとつ頂いた。カリンは生食はできないけど、ハチミツに漬けたりジャムにしたり、いろいろ使い道があるらしい。 ハチミツ漬けには何週間か漬ける必要があるから、そのまますぐに食べることができるコンポートにすることに。 皮をむいて串切りにし、砂糖を入れて5分ぐらい煮てから、スープジャーに入れて放置。ただそれだけで出来上がった。 これはすごく美味しい!どこか懐かしい味と思った。でも、よく考えたら、その懐かしさはカリンのど飴の味だった(笑) 私はお弁当を持って歩

          スープジャーでカリンのコンポート

          ドイツで歯列矯正を始めた話 スタートに辿り着くまで

          2022年は、親知らずを抜き、歯列矯正を始めたので、歯医者にばっかり行っていた気がする。しかし全てが順調に進んだわけではない。私の場合、何かと一度で済まないのはいつものことなのだけど…。 動き始め 2021年6月歯列矯正をしたいと思って最初に動き始めたのは2021年だった。いつも通っている歯医者さんでもマウスピース矯正のインビザラインできるよと話を聞いて、興味ありますと言ったのだ。コロナ禍で人と会わなくなったし、タイミングも悪くないと思った。 しかし今思えば、私の場合は普

          ドイツで歯列矯正を始めた話 スタートに辿り着くまで

          伊能忠敬にまつわる思い出話

          昨日はこの本を読んだ。 なぜ伊能忠敬かというと、ちょっとした縁があるからだ。尊敬する人物は誰かと私に尋ねる人はいないけど、もし聞かれたらリチャード・ファインマン、オットー・リリエンタールと伊能忠敬あたりの名を挙げるのかもしれない。 伊能忠敬は引退してから業績を上げた素晴らしい人物として有名ではあるけれど、何より身近な偉人という感覚を持っている。この本の最後の章に少しだけこれに関することが書かれていた。以下は、伊能家6代目の伊能洋先生の陽子夫人の回想だ。 この小学校の社会

          伊能忠敬にまつわる思い出話

          大晦日と新年のカオスに思うこと

          あけましておめでとうございます! しかし、いつもにも増して、なかなか爽やかには「おめでとう」とは言えない気分ではあります。 というのも、ベルリンの大晦日のカオスのせいでもある。我が家の辺りは比較的静かだったのだが、ここドイツでは大晦日といえば好き放題に花火を上げる日。場所によっては、ロケット花火を打ち合ったりして戦争みたいになる。 リアルタイムの警察ツイートを見ていても凄いカオスだとは思っていたが、翌日のニュースはショックだった。 燃え尽きるバス、壊れた車。火事をわざ

          大晦日と新年のカオスに思うこと