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漫画を描き始めて3年になります。

こういう節目を大切に生きていきたいなと思っているので、3年たつなぁという事について噛み締めたいと思います。

忘れもしない2015年のシルバーウィークの最終日。会社の先輩のイベントに顔を出した帰り道、一緒に行った同僚達が電車の中で喧嘩を始めました。

喧嘩と言っても、一方が一方的に、一方通行に怒っていました。喧嘩というより、勝手に怒っていたのです。なんなら、その怒られていた側の同僚が誰だったのか思い出せません。あれ誰だったんだろう?下手をしたら、怒られていたのがぼくの可能性すらあります。いや、止めようとした記憶があるので、流石にぼくでは無かったはずですが「ぼくの顔が彼の怒りを焚きつけた」という可能性は無視できません。

そして、肝心の怒っていた理由も思い出せません。なんで怒っていたんだろう?下手をしたら怒っていなかった可能性すらあります。あれは一種のフラッシュモブ的な、そういったジョークだったのかも知れません。思い返せば、フラッシュモブが全盛期だった時代です。ぼくも事ある毎に企画書に「そして始まる、フラッシュモブ」と書いていました。声に出して読んでみてください。思っているより何倍も、ウルトラソウル感があります。

とにかく、その日の帰り道、彼は怒っていました。何に怒っていたのかも分からなければ、誰に怒っていたのかも分からない。しかし、それでも確かに、彼は怒って関係ない駅で降りて行ってしまいました。それが何駅だったのかも思い出せませんが、渋谷からの帰り道だったので東横線のどこかだと思われます。たぶん日吉です。覚えてないけど。

不思議なもので、人が怒っているのを見ると妙なテンションが湧いてきます。なんつーか、男のサガって言うの?アウトレイジ観た帰り道にイキっちゃう感じっつーの?祭りで血がさわぐ、てーきーなー?

そんな変なテンションで、ぼくは「フェイスブックポリス」をネットにアップしました。

あれから3年が経ちますが、彼がなんで怒っていたのかは未だに分かりません。

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!