ドラマ版「左ききのエレン」の、奇妙な話。

8日現在まだ公開されていませんが、ドラマ「左ききのエレン」の30秒CMをさっき初めて見せて頂きました。

そのCMはおそらく数日ほどで皆さんにも見て頂けると思うんですが、その映像を見て背筋が凍るというか、怖い話じゃないんですが「マジか…」みたいに一人震える事があって。

映像のラスト、キメのシーンで池田エライザさん演じる実写版エレンが、原作に無いセリフとポーズをするんですね。最初の数回は何の違和感も無く観ていて「うわー、めっちゃ良いじゃん」って言いながら何度も何度も繰り返し観て。それで、10回目くらいにふと「原作に一切無いセリフとシーンなのに違和感が無いのは変だな」と。

もちろん、これはドラマ制作の皆さんが原作を読み込んで作ってくださったお陰なのですが、その度合いがいわゆる「シンクロニシティ」のレベルになってる事に気がついたんです。

その「原作に無いセリフとポーズ」ぼくにだけは見覚えがあったんです。cakesでエレンの連載を始める時に、一番最初に描いたエレンの一枚絵がそれと全く同じだったんです。これ、ちょっと凄いなって。

cakesの皆さんに連載の構想を伝えるために、初めて描いた連載版エレン。「こういう感じの主人公です」と伝えるために描いたやつ。それ、cakesの人以外誰にも見せた事無いし、どこかで話した事も無いんです。本当に、ただシンクロしてる。

もちろん、同じキャラクターですから漫画の方で似た感じのシーンはあって、まるっきしゼロから作られたシーンでは無いと思うんですけど、ここまで一致するのは何かあるなと。不思議な経験をしました。

ちょっと変な角度ですみませんが、とにかくドラマをテレビで観るのが楽しみです。

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!