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新しい地図の72時間テレビを観て、今度こそSNSが「ふつう」になると思った。

元SMAPのお三方が、いま72時間テレビに挑戦中です。

ぼくは吾郎ちゃんが好きで、うちの母は草なぎ君の大ファンです。普段から「草なぎ君が」と言いすぎて、たまに実家に帰ると間違えて「草なぎ君」と呼ばれます。

72時間テレビが、ツイッタートレンド入りを連発している事なんかより、もっとすごいなと思うのは、「新しい地図」の登場をきっかけにSNSやネットをやり始めた人が大勢いるであろう事です。きっと、うちの母も一生懸命になってabemaTVを見ているはずです。(もし観れてなかったら、泣きながら電話してきてると思う。)うちの母なんかは「メールが送れないんだけど」ってメールを送ってくるくらい、PCが分かっていません。

ぼくが漫画家になるきっかけとなった漫画は、SNSをネタにした漫画でした。今度アニメ化する「SNSポリス」という漫画です。


Amazon「SNSポリスのSNS入門」

ちょうど2年前くらいに描いた漫画ですが、SNSをやっている人にしかギャグが通じないため、そこそこしか売れませんでした。「入門書」の体裁にしたのは、そうしておけば今後もっとSNSをやる人が増えた時に手にとって頂けるかなと期待したからです。でも、ここ2年の間は、ツイッターはどんどん下火になってフェイスブックも見なくなり、インスタグラムが一部で盛り上がっているのみって感じで、あんまりSNS自体がホットな感じはありませんでした。

「SNSはインフラだ」と、漫画の中で言い続けていましたが、全員が享受できて初めてインフラたり得ると思うので、そういう意味では「SNSはインフラになるかも知れない」といった感じが続いていました。

ぼくは、SNSでチャンスを得て漫画家になりました。同じように小説家になった方や、タレントになった方もいます。その辺の話は以前noteでも書きました。

note「SNS適正は必要か。」

でも、ぼくは少し後ろめたいというか、SNSで注目されるだけではフェアじゃないと自分の事ながら思い続けてました。それは、そもそもSNSをやっていない人が大半だからです。やっぱり、ちょっとズルいなと思いました。だから、その分誠実に実力をつけようと、今も活動を続けていますが、SNSが使っていて当たり前の世の中になれば、この辺はフェアに思えるんじゃ無いかと。インフラになれば、誰の家でも水が飲めるみたいにSNSが使えるなら、あとはその使い方だけなのでズルくは無いなと。

そうなれば「WEB漫画家」みたいな「WEB〇〇」という限定的な肩書きも消滅して、SNSやネットが水のように存在が溶ける気がしています。そうなれば、もっと楽しくなるだろうなと思います。


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