Netflixの「全裸監督」観ました

観ました。感想はみんな書いてるのと同じです。面白かったです。

全然関係無いんですが、生まれて初めて観たAVを覚えていますか。ぼくが以前から提唱している「人生で最も記憶に残る買い物は、初めて買ったエロ本」説ですが、AVもまた然りです。強烈なインパクトを人生に残し、人格形成にも影響を及ぼすと考えられます。

ただ、ぼくはAVを観た事が無いので、この話はやめます。

全裸監督を観て改めて思ったんですが「これが後の何某である」というシーンは燃えるなと。ある有名人を描いた作品にありがちな、その有名人の代名詞とも言える何かしらを、初めて垣間見せるシーンです。全裸監督の場合、ブリーフ一丁になるシーンなんですけども、「キャプテン・アメリカ」の場合はゴミ箱のフタを敵に向かって構えたシーン、「ボヘミアンラプソディー」の場合はマイクスタンドを蹴り外すシーン、などなど。

「うおー!これが後の何某になるのかー!!」という胎動感が堪りません。これを自分の作品でやろうとすると、どうしてもキャラクターが定着した後に「過去編」みたいな形でやる必要があります。そうしないと、単なる分かりにくい伏線でしか無いので。あるいは、メディア化された時は出来るかも知れません。要は、視聴者がキャラクターを十分に知っているからこそ成立する手法だと思います。エレンは、この手のカタルシスをむりくり産もうとして時系列をシャッフルしているのかも知れません。自分でもよく分からないけど。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!