モチベーションを外注したい!

サラリーマンとフリーランス、両方やった上で思う「会社に通う」メリットがあります。

「会社に通う」デメリットは、ちょうど9万個あるんですが、その第一位は「満員電車に乗らなくてはいけない」で、第十二位は「PCがいつまで経っても旧型」です。とにかくたくさんあります。

でも、最近改めて感じる「会社に通う」メリットは「嫌でも働かなくちゃいけない雰囲気がある」です。雰囲気じゃなくて確実にそうなんですけど、怠け癖がヒドイぼくですら感じる「昼までには出社しなくてはいけない雰囲気」があったし「書類は締め切りに出さなくてはいけない雰囲気」があったし「ランチに二時間かけてはいけない雰囲気」がありました。

いま列挙した事全てに対して自由になりたくて、ぼくはフリーランスになりましたけども、いざ自由な荒野に解き放たれて思う「働かなくちゃ」という雰囲気の重要性も分かります。

とは言え、漫画の連載は滞りがありません。漫画の連載には、雑誌社の編集さんが付いているので、良い感じに圧をかけずにやんわりスケジュール通りに誘導してくれています。ノンストレス、バット、スケジュールイズベリーグッド。有難い。

じゃあなんで「働くなくちゃ」という雰囲気を欲しているのかと言うと、やりたい事が山程あるくせに、一向に進んでいないからです。ノンストレスで日々過ごしていると余計な事をつらつら考える時間が多くなります。

実は、かなり前からフリーマガジンを作ろうと思ってて、先日公開した「左ききのエレン」の最新話に間に合わせたいなと考えてました。コンセプトも内容も固まってて、協力してくれる企業まで自分で見つけて、結構ちゃんと頑張ってたんですけど、なんか結婚式とか色々あって後回しになってました。みたいな、そういう類の「後回し」案件が5個くらいあります。

「後回し」になってしまう原因は「誰にも頼まれていない持ち込み企画」だからです。まだ仕事になる前段階という感じです。やってもやらなくても、自分次第というか。でも、株式会社なつやすみは「夏休みの自由研究の様に誰にも頼まれていない事を全力でやろう」という想いで始めた会社です。

独立時にはあんなにあった「金稼いでやろう」とか「評価されてぇ」とか、そういう欲求が大人しくなって来た現在「自由研究」を推し進める熱狂的熱意が薄らいでしまったのかも知れません。今は、心身ともに健康そのものです。でも、原作版エレンを描いていた終盤は本当にいつ死んでも不思議じゃないくらいのコンディションでした。あの頃に戻りたい気持ちは一切無いのですが、何か熱狂的熱意を再燃させる別の何かが必要なんじゃ無いかと考えています。

と言うか、もうこの上なくシンプルに「一緒に自由研究をしてくれる人」が増えれば済むのかも知れません。これ、マネージャーとは違って。スケジュール管理じゃなく共犯者というか。ぼくが持っていなくても「金稼ぐぞ」「評価されるぞ」「でかい事やってやる」という熱狂的熱意を持った人と一緒にやれば良いのでは無いかと。熱意を外注するというか。

何かよく分からなんけど一緒に何かやりたいぞという人は、今やりたいと思って寝かせている案件を有料部分に列挙するので読んで下さい。別段、盗まれる様な立派なアイデアは無いのですが、一応有料にして軽く伏せさせて下さい。もし協力してくれる人が名乗り出てくれたら、会った時に500円お返ししますので…。ご面倒ですが。

ここから先は

616字

¥ 500

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!