意味も無いし、意味わかんない。

今日は久々に打合せが2件ありました。最近マジで仕事で人と会う事が無いので、一日で2件は珍しいです。一つは新しい漫画連載の相談で、もう一つは漫画とは関係のない脚本の相談でした。どちらも付き合いの長い人達だったのでマイペースにゆるゆる話をしてたんですが、ポロっと言った自分の言葉を思い返して、ちょっとダメだったなと反省してます。

「でも、それって意味ないよね」と。話の流れ知らないと意味わかんないと思いますけど、要は「こういうチャレンジをしてみないか?」に対して「確かに面白いかもしれない」「でも本業の漫画が売れる訳じゃ無いし」「だったら意味ないよね」みたいな流れです。反射的に言ったので、めちゃくちゃ考え抜いて言った訳じゃないんですけど、今思い返すとそうじゃないなと。

自分のルーツを忘れてたと言うか。元々ぼくがやってる事に意味なんて無いんです。意味のある活動をしようって始めた訳じゃない。ここnoteで漫画を描き始めて、それが話題になる事で巡り巡って今の生活がある訳で。意味なんて考えていたら、きっとnoteに漫画をアップなんてしてなかった。

やらなきゃいけない事をする人生はつまらない、夏休みの自由研究の様にやりたい事だけをやる。そういった思いで自分の会社名を「株式会社なつやすみ」にしました。社訓は「忙しく、遊ぶ。」です。会社、2月末で4年目です。あっという間だー。

で、この気持ちって別に「自由研究が楽しいから、楽な方に流れよう」って意味ではありません。これでもクリエイティブ業界の端くれで、端くれと言うか片隅?要は中心では無い場所でまぁまぁ長く働いた経験がありまして、そこで紛いなりにも思った事があります。それは、結局好きで誰に頼まれた訳でも無い事を、のめり込んで伸び伸び作ったものが最強だと言う事です。

だから「それって意味ないよね」は、マジで真逆だった。反省です。「それって意味ないよね。だから良いよね。」って言うべきだったな。だから、今年は意味ない事も全力でやっていこうと思ってます。

あと「意味わかんない」って褒め言葉のニュアンスあるじゃないですか。英語でいうと「クレイジー」的な。逆に「意味わかる」ってあんま面白そうな響きじゃない。意味も無いし、意味わかんない。そういうものが持っているエネルギーを忘れちゃいけないと思いました。

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