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京都お花見事情【嵯峨野ぐらし43】

 春爛漫ですね。
 ただいま京都は満開の桜が桜吹雪となり花筏になりと、日本人のDNAに花見に行こうぜ!と訴えかける季節です。
 とはいえ、オーバーツーリズムでどこに行っても外国人観光客ばかりで、ウチから嵐電に乗って街に出るのも常に満員でイヤになる今日この頃、それでも年に一度ぐらいはお花見を!ということで、早朝の嵐山夜の祇園圓山公園へ出かけてきました。

 嵐山も朝七時はまだこんな感じ。

嵐山のメインストリートの朝七時

 最近は朝の散歩もごぶさたでしたが、この時間なら、人混みを気にせず歩けそうですね。それでも早起きの欧米人が何組かウォーキングやランニングを楽しんでます。それにしても、欧米人は冬でもタンクトップと短パンで、乳を半分ぐらい出して平気な顔で歩いてますが寒くないのでしょうか。昔は「あの人らは食べとるもんが違うんじゃ!」と言ってましたが、食べ物が欧米化した現代でも京都地元民には真似ができません。
 ご参考に、地元民がゆっくりとお花見を楽しめた2020年春の嵐山の写真も載せておきます。

渡月橋 2024年
嵐山公園の枝垂桜 2024年
天龍寺 2024年
嵐山公園 2024年
誰も乗ってない嵐電 2020年春
ひと気がない夜の嵐山公園 2020年
誰もいない渡月橋 2020年
誰もいない竹林の道 2020年

 昨日はお天気がよかったので、バイトの後、祇園へ出かけてきました。祇園や清水寺のあたりはバイトの配達で通るときに見るだけでもえらい人混みで、最近行くのを避けていたのですが、たまには夜の圓山公園の枝垂桜も拝んでおきたいものだと、思い切って出かけました。
 一時期、卒業旅行の日本人観光客も見かけたのですが、今の祇園は9割方が外国人観光客。パビリオンがなくても毎日が「関西万博」みたい。八坂神社の境内から圓山公園にかけて露店がびっしりと立ち並び、前へ進むのも大変なぐらいの賑わい。
 ようやく枝垂桜にたどり着きましたが、京都を代表するお花見スポットは意外と人がおらず、「今年もこうして枝垂桜を見られるとは、長生きができてありがたや」と桜を拝んでいるご老人を何人か見かけましたが(ここへ来た目的は私と同じ)、多くの人は枝垂桜よりも露店のほうに興味を惹かれている様子でした。コロナ前はここらにゴザを敷いて「日本古来のお花見」をしていたのに・・・・・・
 こちらも、比較のため、2020年3月23日の圓山公園枝垂桜の写真も載せておきます。3月23日は京都ではまだ「非常事態宣言」は出ておらず、枝垂桜もライトアップされていましたが、花見宴会は禁止、外出も自粛要請が出ていたので閑散としており、その後3月27日からライトアップが中止になりました。

露店が大賑わい 2024年
圓山公園枝垂桜 2024年
八坂神社の境内もこんな感じ 2024年
人影もまばらな祇園白川 2020年
ひと気のない圓山公園枝垂桜 2020年

 今こうして見ると、2020年の枝垂桜は暗闇に浮かび上がるようで美しく、ほんまに豪華な景色だったんですね。
 筆者が大学を卒業し、「50代の大学生」シリーズは終了しましたが、「嵯峨野ぐらし」シリーズは今後も京都の日常の暮らしについて、アップしていきますので、今後ともよろしくお願いします。

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