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ドブロとピックアップ③エフェクター編

長らくL.R.Baggs ( エルアールバックス )のプリアンプのみを使用していたが、飛んで2021年現在の機材を紹介したいと思う。
あくまでスクエアネックドブロ弾きの独断と経験によるものなので、参考程度に・・・。

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使用しているエフェクター類は4つ。

FISHMAN ( フィッシュマン ) / Jerry Douglas Signature Series Aura Imaging Pedal

GRACE DESIGN ( グレースデザイン ) / BiX

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Corona Chorus

STRYMON ( ストライモン ) / blueSky Reverb


ひとつづつ見ていきます

FISHMAN ( フィッシュマン ) / Jerry Douglas Signature Series Aura Imaging Pedal

①で紹介した
FISHMAN ( フィッシュマン )
Nashville Series Spider-Style Resophonic Pickup

を楽器に搭載しているドブロ弾きのほとんど全員が使っているマイクシュミレーター。
難しいことは気にしなくてよくて、「16種類のマイクが選べて、そのマイクで音を拾ってるみたいな効果が得られる」くらいの認識で大丈夫。
スイッチは入れっぱなしで使用。selectつまみは2番を選択してます。

blendとvolumeのつまみがあって、僕はblendはフルテン(一番右に回した状態)volumeは40%くらいのところで止めて使用している。

GRACE DESIGN ( グレースデザイン ) / BiX

アコースティックギター用プリアンプ。ブルーグラス界隈だとRob ickesの相方Trey HenslyやBilly Stringsのマンドリン弾きなど有名どころが使用している。The Infamous StringdustersのAndy Hallはこれの最上位版であるFelix2を使っている。

めちゃくちゃおすすめです。
ドブロ弾きに限らず、アコースティック系楽器でプリアンプに迷ったらこれを買えば間違いない。他のプリアンプと違い変に音が加工されず素直にでるし、LowやHighのつまみをどう回しても自然にいい音になる。
MUTEスイッチはチューニングの際に重宝するし、BOOSTスイッチも大音量バンドサウンドの中でソロ弾く際には自分の音を目立たせてくれるので便利。


前述の二つが基本となる音を作るペダル。ここからふたつはその音にプラスアルファで上乗せするペダルです。

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Corona Chorus

コーラスペダル。
イメージ的には音を揺らす効果・・・くらいの認識しかしてない。
こればっかりは文字で説明しづらいので各つまみの効果はYoutubeなどで体感してほしいのですが、
主に曲の一部分で踏んで雰囲気を変えたり、POPSやROCKの曲に参加するときはつけっぱなしにしている(ポップな曲にドブロの音がより馴染む感じがあるので)

STRYMON ( ストライモン ) / blueSky Reverb

アコースティック用リバーブペダル。
めちゃ一般的にはエコーといったほうがわかりやすいかも。
ドブロの音に残響を残します。

PAの卓でリバーブをかけてもらうこともできるので長らく導入はしていなかったけど、ソロパフォーマンスを本格的にやるようになってからは曲ごとにリバーブのかかり具合を変えたいので足元に置くことに。
PAの方には「リバーブは足元でやるのでなしでお願いします~」と言っておくとスムーズ。

アコギ用リバーブとして最高峰といろんなところで書かれている。
たしかにすごく綺麗な残響で、しかも設定できる部分がとても多い。
まだまだ全容を把握しきれていませんが、

MODEはノーマル、TYPEはplate
LOWDAMP、HIGHDAMPは12時(メモリが真上)で固定
PRE DELAYは14時くらいで固定
曲によってDECAYとMIXの値を変更する・・・

といった感じで使用しています。
FAVORITEスイッチに一つだけ設定を記憶させられるので(べんり~)
shimmerモードという飛び道具的な音を入れておいて荘厳なイメージで弾きたいときにたまーーーに呼び出したりします。

(余談ですが、ストライモンのペダルって他のエフェクター類よりちょぴり背が高めだったり、つまみの形が特徴的だったりしませんか?
もしかして曲中でもかがまずに靴でつまみを操作しやすいように作っているのだろうか・・・!?と想像している)


つなぎかた

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こんな感じで繋いでいます。
それぞれの電源はCUSTOM AUDIO JAPAN ( カスタムオーディオジャパン ) / PBHUB6-C エフェクター用電源ハブから供給(ストライモンのリバーブだけ電圧が違うので別)

ペダルボードは百均のすのこを黒く塗って、その上にマジックテープを張ってエフェクターを固定。

MUSICWORKS ( ミュージックワークス ) / EBB2-M/BKに入れて持ち運び

となります。

ペダル同士を繋ぐパッチケーブルは、思ってるより長めのを揃えないとボードを組む際にすごい頭を使うことになるので注意(パズル感)
ライブハウスによっては電源が遠い場合があるので、延長コードも必須です。


まったくの無知&参考になるドブロ弾きのエフェクターボード情報がほぼない・・・な状態から今の組み合わせに落ち着くまでに3,4年かかりました。
このセットならどんな環境のステージでもかなりいい音が出ます。

ここではペダルの効果は簡単にしか説明していないので、他のいろんなサイトやyoutubeを参考にしてくださいね。

おまけ
・エレキ用も使えるけど、アコギ用のペダルを買ったほうがドブロの音に合う
・つなぐ順番もかなり諸説あるけど実はなんだってよくて、いろんな順番を試していくしかない(インピーダンスだけ注意すればよい気がする)
・値段のいいペダルは、良い。そして近道。

参考になれば幸いです


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のれん (Noren)Dobro Guitar
18歳でドブロギターと出会い、音楽活動をスタート。ギターを寝かせて弾く独特な奏法で様々なジャンルへのアプローチに挑む。
オリジナルインストやカバー、ドブロでの弾き語り、ルーパーを使ってのパフォーマンスなど様々な表現を模索している。
東北地方中心に活動中。天然パーマ。
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