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【DeNA】ショートのレベルアップを!

2021年は外国人の来日遅延もあって苦しんだ横浜DeNAベイスターズ。投手陣の運用は年間を通じて上手くいかず、終わってみれば54勝73敗16分の最下位と悲惨なシーズンとなってしまいました。

しかし、今季はルーキーの牧が打率.314、22本塁打、71打点、OPS.890と見事な活躍を見せ、センター桑原の復活もありました。そして、オフには心配されていた宮崎の流出も6年契約で引き止め、来季も野手は強力なメンバーを維持することができました。

そんな中、穴になっているのがショートとキャッチャーです。今回はその中でもDeNAのショートストップについて考えていきます。

今季定着のはずだった柴田が不発

開幕前に、ショートとして成績が右肩上がりで良くなっている柴田のレギュラー定着に期待していると書いた記憶がありますが、今季は怪我の影響もあって全くふるいませんでした。入団からずーっと右肩上がりで数字が伸びていましたので、今季ここまで落ちてしまうとは思いませんでした。

期待の森敬斗

正遊撃手不在の中で、多くのDeNAファンが期待しているのは来季が3年目になる森敬斗でしょう。1年目から1軍でその潜在能力を見せ、2年目の今季は1軍で44試合に出場しました。見ていてもパフォーマンスが堂々としていますし、バットをしっかり振れるバッターだなぁと感じさせられます。

今季の成績はOPS.513、守備も44試合で失策が6と到底1軍レベルと呼べる数字ではありません。しかし、一つ一つのプレーを見ていてもポテンシャルは間違いないですし、もちろんまだまだ成長過程の選手です。大きく育ってもらいたいなと思います。

勝ちにいくDeNAのショート

ここにきて、DeNAの来季にかける思いが感じられるようになってきました。国内では失敗はしたもののFA宣言していた又吉の獲得に乗り出し、他にも大田泰示や藤田一也を獲得しています。

そんな中で、来季はショートを誰が守るのでしょうか。大和も倉本も正直パッとしません。再建期として土台を作るシーズンであれば迷わず森ですし、森が来季文句なしのレギュラーになるならそれ以上のことはありません。ただ、現実的に考えると、現時点ではやっぱり柴田です。

柴田といえば出塁率の高さが魅力の選手です。1.2番タイプだと思います。しかし、よほどのことがない限り1番〜6番は桑原、佐野、牧、オースティン、宮崎、ソトでガチッと固まるでしょう。下位打線を打つのであれば、穴にならない程度で十分です。とにかくショートの守備を無難にこなし、リーグ平均程度のパフォーマンスでも構わないので安定して出続けることが求められます。

ショートのパフォーマンスが上がってくるとDeNAの内外野に穴がなくなります。そもそも柴田は三浦監督に結構過小評価されているような感じがしますが、来季も柴田のパフォーマンスは要注目だと思います。

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