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『トップガン』が思いっきり『スターウォーズ』だった件

『トップガン』36年ぶりの続編『トップガン・マーヴェリック』が絶賛されている。
いや、他に類がないくらい評論家もyoutuberも一般レビュアーも大絶賛だ。
絶賛されすぎてちょっとアヤシイとまで思ってしまうくらい。

僕は昔から『トップガン』の空戦は『スターウォーズ』そっくりだと思っていた。
30年ほど前、自分がティーンの頃は周りにその理解者はいなかった。
「え、全然違うやん。なに言うてんの」という反応だった。

でも今回の『トップガン・マーヴェリック』は作品自らこれは『スターウォーズ』ですよと訴えてきた。
ちょっと過去に戻ろう。
前作『トップガン』の空戦の演出は明らかに『スターウォーズ』の一作目を参考にしている。

嘘だと思ったら見比べてくれ。
『スターウォーズ』の宇宙戦闘は元々現実の戦争を題材にした戦記映画を参考にしている。
『暁の出撃』や『633爆撃隊』だ。

それを『スターウォーズ』でSF風に演出して、その演出をまた『トップガン』で現実の空戦に当てはめた。
この流れはものすごく面白い。
そして今回の『トップガン・マーヴェリック』につながる。

『トップガン・マーヴェリック』のクライマックスの作戦。
これこそ『スターウォーズ・新たなる希望』のクライマックスの作戦にそっくりだ。
「フォースを使え」ですらも翻案して使われている。

どっちも観ていない人のためにぼやかして書いた。
けれどもどっちも観てもらえればわかる。
そして最後に『トップガン・マーヴェリック』を絶賛している人たちと全く同感なことを書く。

『トップガン・マーヴェリック』こそは映画館で観なくてはならない。
実写にこだわった空戦の臨場感!
戦闘機の動きを外から撮影した映像もすごい。だけれど、それ以上に見たことがないのはコクピット内でGにゆがむ役者の表情だ。

本当に戦闘機に乗ってものすごい旋回をしながら撮ったそうです。
これだけで映画館の価値がある。
『トップガン』を観て映画館に『トップガン・マーヴェリック』を観に行ってそのあと『スターウォーズ・新たなる希望』を確認してもらえたら、こんなに嬉しいことはない。


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