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観客が頭空っぽにして楽しめるのは作り手が考え尽くしたおかげである

えらいものを見てしまったので書く。
令和5年から6年は、ジャンルもの映画の一つの到達点だったんじゃないか。
オタク・マニア・ファンが心酔する最新作が生まれた令和5年から6年。

あれこれ言われながらも愚直に作り続けられたシリーズたち。
うるさがたのオタク・マニア・ファンはこれまでこう言ってきた。
最初のから見ないとわからないよ。

ウルトラマンならマンとセブン、ゴジラなら初代の白黒ゴジラ、ロボットなら鉄人28号とマジンガーZとファーストガンダムとエヴァンゲリオンとグレンラガンくらいはまず押さえないとって。

そんなオタク・マニア・ファンもシャッポを脱ぐんじゃないか。
そしてこれまでジャンル映画を見たことない人の初体験もこれでいいんじゃない?というんじゃないかと思えるくらいの珠玉の作品群。
そんなのが少なくとも僕の見えてる狭い範囲だけでも3つ生まれた。

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ウルトラマンブレーザーの25分×25話はウルトラマンの原点回帰にして、それを突き抜けた光だった。
いずれレビューを書きたいけれど、濃すぎて僕の筆では届かない。

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ゴジラ-1.0の2時間10分もそうだ。
ゴジラの原点回帰にして、極めて真摯で新しい怪獣とドラマの着地点。
これは興奮のままつたない筆でいくつもレビューを書いてしまった。

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そしてロボットアニメ。最新作の第一話24分。
スーパーロボからリアルロボまでを包摂したあらゆるロボットアニメの令和6年1月時点での到達点。
この1話、10分と19分に転換がある。

10分の転換はある程度予測がつく転換。
ああ、そうきたかって、その時点ではちょっとナメてました。
そしてやってきた衝撃。

19分の転換は・・・言葉にはしない。
24分までのラスト5分間、口をぽかんと開けて涙を流して腹抱えた。
そして、この24分を体験させてくれてありがとうと感謝した。

1話がピークでも悔いはない。
この24分​だけでもいい。
何も知らずに見られたのは幸運だった。

ロボットアニメを見たことない人。
これが初ロボットアニメになるのは幸せなことです。

タイトルは書くのちょっと恥ずかしい。
『勇気爆発バーンブレイバーン』
♪ばーんばんばばん ばばばば ばーんぶれいばーん!

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