見出し画像

G20閉幕-安倍首相会見概要

おおむねポジティブ

G20閉幕の際の安倍首相会見はおおむねポジティブな内容であったと思います。

(1)貿易問題から経済の下振れリスクがあり、さらなる行動をとることを合意。=>世界的に金融緩和、刺激策を行っていくととれます。実際に米国は7月に利下げの可能性が高く、ECBドラギ総裁もハト派的発言を先日行っています。では、議長国である日本はどうなるか?金融緩和余地は残されていないといわれいる中で、増税を行う予定であり、この発言・同意内容と矛盾する事になります。現在の日本株はそれらを前提としたバリュエーションになっていると思います。その前提が崩れることがないか、今後の日本政府、日銀の発言を注視していく必要がありそうです。

(2)海洋プラスチックごみ、新たな汚染を世界全体で2050年までにゼロを目座す。=>今後、国際的な課題として本気で力を入れるとすると、関連企業の成長は期待できるかもしれません。Recycle, Waste Management, 素材関連企業等をあたってみたいと思います。

以下、G20閉幕の際の安倍首相会見の概要です。

世界経済について

- "さまざまな課題を一気に解決は難しい"

- "貿易問題から経済の下振れリスクがあり、さらなる行動をとることを合意"

- "自由貿易の基本原則を明確に確認"

- "米中の建設的議論、安定経済関係構築が必要"

- "WTOはデジタル化グローバル化に対応しきれていない。"

- "大阪トラック(データ、ECに関する枠組みを議論する枠組み)。データフリーフローウィズトラスト"

環境問題について

- "海洋プラスチックごみ、新たな汚染を世界全体で2050年までにゼロを目座す"

- "2025年までに廃棄物管理の人材を世界で1万人養成する。日本は議長国としてふさわしい対応をとる"

途上国の女子教育について

- "途上国の女子教育、質の高い教育を提供していく。日本も役割を果たす"

サポート頂けると励みになります。また、こういう記事がよみたい!というリクエストもあると嬉しいです。