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ポーランド留学(SGH)で使える豆知識

7ヶ月(2019年9月-2020年4月)ポーランドに留学に行った中で早めに知っておけばよかったなと思うことをまとめました。

ポーランドに留学にいく予定の人に役に立てば幸いです。

留学手続き編


① ビザの申請には大体2週間ほどかかります。


ビザの申請は東京の目黒区にある大使館で行います。1回目は申請、2回目は受け取りで東京に行くことになります。少なくとも2週間ほどかかるので申請期間には注意が必要です。私はすぐにビザをもらえると思っており、余計に飛行機代がかかることになりました。友人はポーランド行きの飛行機を東京経由でとって隙間時間でビザを取っていました。でもそれは危なすぎるのでお勧めしません。

② ビザの申請書類(クレジットカードの利用限度額)


ビザ申請時にクレジットカードの利用限度額を提出しないといけませんが、クレジットカード発行時の紙では対応してくれません。会社に問い合わせる、またはネット上で申請する必要があります(私は申請が遅れたために東京でエポスカードの新宿支店まで行きました。)。

③ ビザ申請後に提出した書類をもらったほうがいい


ポーランドでの銀行を開設時に留学許可書が必要になります。留学許可書はビザ発行時にも使う書類です。係りの方から書類を返してもらうかどうかを聞かれますので、受け取るようにしましょう。もしも、受け取りを忘れた場合には大学に連絡してみてください。PDFファイルにて保存されているので、そのデータをコピーすれば大丈夫です。

留学中編

① 飛行機近くのタクシーに乗ることはやめましょう


私は乗る電車を間違えて変な田舎についてしまい、タクシーを使わざるおえない状況になりました。明らかに大きなスーツケースを持っていた私はどうみても観光客に見えたと思います。タクシーは50zl(1,400円ほど)ほど取られました。本来であれば20zlほどなのでぼったくりになります。できればバス×電車で寮までつけると最高です。それでなければUberを使いましょう。またネットがつながるといいです。Google mapで電車を調べられるので。

SGHの学生証を受け取るまではバス、電車の運賃は一般料金なので気をつけましょう。時々警察が回っていてヒヤヒヤします笑


② 銀行口座をつくるべき?


率直にいうと必要ないです。寮と学生証のお金はポーランドの郵便振込みでどうにかなります。しかしデポジットカード(Edy カード的な)はバーやクラブでは簡単に決済ができて便利です。カードリーダーに「ピッ」と触れるだけで決済ができてしまいます。意外と開設の改札は難しくないので長く滞在する方にはおすすめです。私はミレニアム銀行で作りました。割と先輩たちも使っていた銀行なので安心して使うことができました。

③持ってくるといいもの


実際、ほぼほぼスーパーで買えます。なので売ってない商品を書きます。
・マスク(空気が乾燥するので、寝るときに私は付けていました。)
・ハンカチ(マジで売ってないです。紳士としては持っておくべき笑)
・ダブルクリップ(洗濯物を干すときに使いました。ハンガーとの兼用で効果抜群)
・日本食(アジアンマーケットあるけど高い)
・冬服(来る時は寒いかわかんないけど、12月はバリバリ寒いですw )
・常備薬と軟膏など(日本の薬局などはもちろんないので持ってきたほうがいいです)

③ 旅行について


Wizzair(日本でいうジェットスター)に乗る時は注意しましょう。搭乗の四時間前くらいにアプリからチェックインしないと手数料が取られます。大体五千円くらい。飛行機代が安いせいか、手数料がすごく高く感じます。安い時は往復5千円で、乗れるのでそう考えると手数料は飛行機代くらいなんですよね。日本では搭乗二時間前からチェックイン始まるけど海外では逆みたいです。多分レジが混まないようにするためみたいです。

④ 機会があったらホステルに泊まってみよう。


海外には少年自然の家みたいな素泊まりのホテルみたいなものがあります。それらはホステルと一般的に呼ばれています。誰かと一緒の部屋で泊まるのに挑戦できるいい機会です。世界のあらゆる来た人たちと仲良くなれるかも。


⑤ ある程度現金を持っていくといいかも


クレジットカードで決済もできるけど毎度PINコードを打たなくてはいけません。セキュリティーも考えると結構危ないですね。ある程度日本円を持ってきてこっちで換金すると結構便利です。あとキャッシングできるカードを持ってこないと毎度クレジットカードで払うことになります。個人的にはキャッシングして、デビットカードに移すのが一番コスパがいいと思います。

⑥ 授業について


留学中は、授業でやる気も変わってくるというものです。そして私が実際にやってよかったなというのを教えます。それは受ける授業を変更しまくることです。私は秋学期の授業で、留学前に決めた授業は、変更後にはほぼ残っていませんでした。なぜおすすめかというと実際授業を受けて、自分の英語力や内容で授業を決めることができるからです。どうしても教授や科目によって授業が面白いかどうかは変わってきます。それをシラバスだけで見分けるのって結構難しいですよね。実際に受けてみるのが一番です。授業変更の手続きはめんどくさいですが、困ったら大学のDean Officeにいけば教えてもらえます。また、留学前の登録段階で授業に行きやすいようにたくさん授業登録しておくのもありかもです。たくさん登録して断るのが申し訳ないと思うかもだけど大丈夫。意外と授業を変えることは一般的でDrop outと言われています。大丈夫。恐れずにやっていくのが大事です。「教授に申し訳ないから」といって授業を変えないと自分の気が向かない科目を半年やることになります。

また、英語力に自信がない時におすすめの授業選択方法があります。それは、正規のSGH生が1年時に受講する授業をとることです。基本的に海外からの正規留学生orポーランドの1年生を対象としているため英語力が低くてもついていけると思います。私は地理学の基礎の授業を取りました。他の授業と比べて内容が複雑ではないため、より率先して授業に向かうことができます。

⑦ おすすめのコマ数(2学期制の場合)


単位を取るのを目的にするのか、それとも授業を受けるのを目的とするかでコマ数は変わってくるかと思います。前者であると、5コマが限界かなと思います。普段は大丈夫ですが、テスト期間になるとテストが重なって厳しくなります。なぜなら、一つひとつの量が多いからです。テストは一般的に(0ターム、1ターム)または(1ターム、追試)のどちらかを選択し、2度受けるチャンスがあります。それぞれタームごとに期間は1週間ずつ、テスト期間は合計で2ヶ月ほどです。後者であると、7コマから10コマほど受けられると思います。台湾の友人はたくさん授業をとって、気になったのを本腰入れて勉強していました。その方法もありだと思います。

⑧ 日本人学生はどのくらいいるのか


ワルシャワ経済大学に限ると、日本からの正規生が一人いるだけでした。年によって変わるみたいで、5人くらいいる時もあれば1人もいない時もあるみたいです。でも安心してください。経済大学の他にあるワルシャワ大学には多くの日本人がいます。例年、20人ほど交換留学生がいるらしく、僕も数人の日本人と仲良くなりました。日本人と知り合いたい場合は連絡をくだされば、在住している知り合いの日本人がいますので繋げれると思います。また、日本語に興味を持っているポーランド人と日本人との交流会も頻繁に開催されていました。僕はあんまり参加しませんでしたが、参加している友人は楽しそうでしたね。

⑨ 部活・サークルについて


あるみたいですが、探すのは難しいです。日本みたいにサークル活動が活発に行われていないみたいで、学生に聞いてみたりしないと見つけきれません。僕はバレーボール部や映画部を見つけましたが、本当にたまたまでした。バレーボール部は寮の庭で時々行われているので、参加してみるのはありかもです。映画部に何度がお邪魔しましたが、不定期で開催されているみたいでした。

⑩ オリエンテーションについて


新学期の前には交換留学生向けのオリエンテーションがあります。クラブイベントやバーホッピングという感じで飲みながら交流する機会があります。無理やり飲ませるみたいな文化はないので、あまり飲めないって人も気軽に参加できますよ。また、ビールの種類が日本の3倍くらいあるので驚きます。文化を知る意味でも、友達を作る意味でもいい機会だと思います。

⑪ バディー制度を利用しよう。


交換留学生1人に対して、1人のポーランド人が付くという「バディー制度」というものがあります。バディーも相手を選んでマッチングしていると話を聞きました。なので、用事がない限りは誘ったら来てくれることが多かったです。ご飯とか博物館に行ってみてはどうでしょうか。

⑫ ジムもおすすめ


結構安くでジムが使えます。寮には無料で使えるジムがありますが、ランニングマシーンがないため、よく学校から徒歩10分ほど、スタバの隣にあるジムによく行っていました。映画館見たいな大きなスクリーンがあったりして、とても楽しいです。筋トレ最高。

⑬ できるだけ旅行したいを叶えるESN


こっちにきて驚いたのは、学生支援団体(ESN)が頻繁にイベントを開いています。参加すると交換留学生が多く、友達が作れます。またクラコフやロシアなどの旅行イベントもあり団体で旅行する楽しさを発見できるかも。私はZakkopaneにイベントで行ってとても友達が増えました。終始、英語で話すことになり、とてもいい経験になります。

⑭ 映画が安い


私は月に2回映画を見に行っていました。友達と見にいくこともありますが大体一人です。値段が500円ほどということもあるのと、単純に雰囲気が好きでよく行っていました。字幕がポーランド語ですが、映像もあるので楽しめる方は楽しめると思います。勉強や人間関係で根詰まった時は気分転換に行ってみることをお勧めします。

⑮ 日曜日はどこも閉まる。


ポーランドはキリスト教が深く根付いている国です。日曜日は休息日の名残でほぼほぼのお店は閉まり、空いているのは一部のコンビニだけになります。土曜日に食材を買い込んで、日曜日はゆっくり過ごすようにしましょう。オールドタウンなどは観光地なため空いている店は多いみたいですが、土曜日に比べると数は少なくなりますね。

⑯ 卵は生でたべない


卵を買って賞味期限を見たらわかりますが、明らかに賞味期限が長いです。ポーランド人に聞いたところ、ポーランド人は卵を生で食べる習慣がないようです。私も生で食べるのはお勧めしません。

⑰電話会社は慎重に選ぼう

電話会社はPLAY, ORENGE などなどあります。私はPLAYを使っていました。また様々なプランがあるので注意が必要です。最初は8GBで20zlのプランを買っていたのですが、寮のwifiが遅いことがわかり、電話のテザリングを使うようになりました。するとあっという間にGBがなくなって課金しなくてはならないあったのを覚えています。途中から無制限で月に50zlのプランに変えました。最初からそれにしておけばよかったなと後悔しています。また初期プランで200GBくらいを100zlで買うプランもあるので、それもおすすめです。

環境
まず、地理的視点から日本とポーランドを比較します。
【ポーランド】 
面積:312,679 km²
人口:3798万 (2018年)

【日本】
面積:377,915 km²
人口:1億2644万3000 (2018年)


【関東】
人口:4261万

上記から見てわかる通り、ポーランドは日本の関東ほどの人口を持っており、尚且つ面積は日本と大きく離れてはいません。また日本は山脈が連なるという地理的特徴を持っており、実際に国土面積に対する可住地域が27パーセントほどしかありません。対するポーランドは比較的に平坦な地形が特徴的で、戦争時もその地形から様々な国から攻撃を受けることになります。

空気も乾燥しており、外を出歩く時はバーにでも行かない限り水を持ち歩くのが一般的です。部屋干しをするのも当たり前で日本のように外で衣服を干しているのをみることはありません。道路は比較的広く、歩道も広めにとってあります。またポーランドは高緯度に位置していることもあり、冬は4時ほどで暗くなります。一方で夏では夜の10時になっても明るいとのことです。


大学
大学の一回にはクロークと言って、コートを預けるところがあります。大きめなコートは邪魔になるため多くの大学生は預けています。授業は会話形式のものが多いです。講義形式なものもありますが、頻繁に教授が生徒に質問を投げかけてくるので、アンテナを常に高くして授業を受けることが大事です。EUの授業などは事前に必読文が配られてその中からトピックが選出されます。事前に勉強しておくとスムーズに授業を受けることができます。

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