都築則彦( NPO法人おりがみ理事長 / Earth Light Project代表)

ボランティアの可能性を開拓しています。 牛乳配達を営む家庭に生まれ、大きな世界を夢見て…

都築則彦( NPO法人おりがみ理事長 / Earth Light Project代表)

ボランティアの可能性を開拓しています。 牛乳配達を営む家庭に生まれ、大きな世界を夢見てオリンピック・パラリンピックの最前線へ。 宇宙×炎のプロジェクトを立ち上げ、クラファン1059万円調達|大学院博士課程|千葉大学学長賞受賞 https://origami-vol.or.jp/

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五輪と貧困と、ときどき牛乳。

夢はお腹を満たしてくれるか毎年、夏休みになると感じる違和感。 学校や部活で会う、日に焼けた友人達。 口々に交わされる、夏の旅行のお土産話。 微かな違和感だった。高校までは、部活の存在が大きくて気がつかなかった。 大学生になり、自由な時間が増え、サークルの友人と旅行をするようになり、その正体に気がついた。 僕は生まれてこの方、「家族旅行」というものをしたことがない。 あまり人には言ってこなかったが、僕は、貧困家庭に生まれた。 自分の家が普通と違うことに初めて気づいたのは、小

    • 2021年の振り返り「人生を懸けて駆け抜けた日々と、これから」

      みなさん、本年は大変お世話になりました。 この1年は、僕にとって、いろいろな意味で一生忘れられない1年になりました。 まず、振り返りの前に、ご報告があります。 実は、5月に祖父を亡くしています。 僕にとっては最後の祖父母でしたが、ここ数年は年に数回しか会うことが出来ておらず、コロナで別れに立ち会うことも叶わなかったため、つい先日まで実感が湧いていませんでした。 祖父の誕生日が1月2日であり、毎年恒例の「お正月の誕生日会」が無く、代わりに「お墓参り」の予定が入ったことで、今にな

      • 自分の運命と向き合うということ

        27歳になりました。 昨年ありがたく注目していただいた投稿に倣って、今年も誕生日の今日、投稿しようと思います。 昨年のnoteはこちらです。 要約するとこんな内容でした。 貧困の中生きていくための実家の牛乳配達手伝いと、Earth Light Project(以降ELP)で夢を叶えるための時間を行き来している。 だからこそ「絶望の中での”夢”の価値」を知っている。夢は生きる希望で、社会の分断は、他者と夢を共有し、仲間となることで越えて行ける。 つまり僕は、貧困という現

        • 牛乳配達の会社の社長を継ぎます

          突然ですが、本日をもって、有限会社トウチク代表取締役社長に就任することとなりました。 何のことかさっぱり分からない人は、ぜひ昨年の誕生日に書いたnoteをご覧ください。 両親が経営してきた、僕がずっと継ぎたくなかった牛乳配達の会社です。 https://note.com/norihiko_2020/n/n6b5fc1e8acf9 先に言っておきますが、僕の人生のテーマは変わらず、ボランティアの可能性を探究し続けることです。 NPO法人おりがみもEarth Light Pr

        • 固定された記事

          オリパラ最大の学生団体「おりがみ」の代表を、今引退する理由

          2014年8月に立ち上げてから、7年務めた学生団体おりがみの「代表」を、本日をもって引退することとなりました。 そんなに長くやってきたのに、オリンピック・パラリンピックの本番直前に、何故引退するのか? そう疑問に思う方も多いかもしれません。 その背景を、記したいと思います。 「『おり』ンピック・パラリンピックを、『が』くせい、『み』んなで」の掛け声から始まった学生団体おりがみ。 2014年におりがみを立ち上げた時。 初期メンバーに伝え続けてきたこと。 「僕たちは、オ

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          「自由」を手にするために 〜ジャーナリスト堀潤とプロデューサー若新雄純の「自由」対談を聞いて思ったこと〜

          はじめに僕は、貧困家庭に生まれた。 「不自由」への憤りから、必死に受験勉強した。 出会いに恵まれ、大学にまで進学した。 大学に進学すると、進路の選択肢は無限に広がった。 突如広がる未来の中から、どれを選べば良いのかもわからず、立ちすくんだ。 不自由への憤りから自由を手にしようともがいたが、不自由からどんなに逃走したところで、決して自由にはなれなかった。 乗り越えるべきは、「不安」だったのだ。 このことを改めて考えさせてくれたのが、「堀潤と若新の「自由」研究」という対談イ

          「自由」を手にするために 〜ジャーナリスト堀潤とプロデューサー若新雄純の「自由」対談を聞いて思ったこと〜