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スマホの機種変更は自分で(主にAndroid→Android)

【3日に一度の機種変更】
実は、毎週というか、3日に一度位の割で、スマホを機種変更している。手持ちのスマホをあれこれ使うので、複数台持ち歩くのではなく、数種類のスマホをとっかえひっかえしている。つまり、自分で機種変更している。そこで、自分で新しいスマホを手に入れて機種変更したい人に、私の場合は、だが、やり方をここに書いておこうと思う。自分のメモ、という気持ちもある。ここでは私が使っているdocomoのAndroidスマホを例にしてみよう。この手順は、他のキャリアでも、だいたい同じのようだ。

【スマホ機種変更を自分でするメリット】
スマホを機種変更するとき、多くの人はショップなどでやってもらうことが多いのかも知れない。しかし、ショップにそれを頼む、というのは、自分の個人情報をショップ店員さんに教えることなので(もちろん規則で店員さんはお客様の個人情報を外部に漏らしてはいけないのだが)、一抹の不安がどうしても残る。しかし、自分で機種変更できれば、その不安はなくなる。また、
自分で機種変更すると、様々なスマホのノウハウが手に入る。

【なにもしなくてもいいもの】
例えば、FacebookやXなどのSNSアプリは、ログイン情報などを同時に複数のスマホで使えるので、新旧順の両方で使える様になっていれば、なにもすることはない。Gmailなども同様だ。メールでの認証が必要なときはこのGmailのアドレスを使うようにしよう。事前に複数のスマホで同時に使えるアプリと、そうでないアプリを分けてどこかに書き記しておくといい。また、新機種でログイン時に「ネットワーク暗証番号(数字4桁)」を求められることがあるので、それも思い出しておこう。

【機種変更前に新旧のスマホの両方でやっておくべきこと】
SIMカードがなくても通信できるように、家庭や職場のWi-Fiに新旧どちらのスマホも接続して動くようにしておき、Googleアカウントは同じものに接続されているようにする。また、GoogleのGmailなどはどちらでも同じアカウントで送受信できるようにしておく。

【機種変更前に旧スマホで事前にやるべきこと】

1.旧スマホで事前準備しておくべきこと。
 1-1.docomoの「iD」などの情報をクラウドに保管(預ける)
 1-2.Suicaなどの「おサイフ」の残高情報等をクラウドに保管(預ける)
 1-3.LINEのトーク情報をサーバーに保管
 1-4.クレジットカードの3Dセキュアなどの
   ワンタイムパスワードアプリの情報(トークン)削除
 1-5.銀行アプリなど使っていれば、機種変更事前準備手順に従う。

つまり、以上は「同時に複数のスマホで使えないアプリの移動」ということになる。一般的に、だが、バーコードをスマホで表示させて使う支払いアプリはこれをする必要はない。Suica等のアプリはこれをする必要がある。

 1-6.Bluetooth接続機器を動作中に「Bluetoothペアリング解除」する

【機種変更前に新スマホで事前にやるべきこと】

2.新スマホで事前準備しておくべきこと。
 2-1.旧スマホと同じGoogleアカウントで
   ログインしておく。

【機種変更の物理的手順】

3.以下の順序で機種変更する。
 3-1.新スマホ、旧スマホの両方の電源を切る。
 3-2.旧スマホの中にあるSIMカードを取り出す。
 3-3.SIMカードを新スマホに入れる。
 3-4.新スマホ、旧スマホの両方の電源を入れる。

【新スマホを使う前にしておくこと】

4.まず、docomoの場合は、「docomoアカウント」に接続する。
 4-1.docomoメールを使えるようにする。
  これは、「docomoメール」を起動して使えるようにすることで、
  ログインのための指示が来るので、その通りにして、最終的には
  docomoメールが使えるようになればOK。

 4-2.docomo関係の「dポイント」などのアプリも起動すると
  ログインを求められるので、ログインしておこう。

 4-3.iDなどのアプリを起動して使えるようにする
  (docomoアカウントでログインする)。

 4-4.クレジットカードのワンタイムパスワードアプリなどで必要な
  「トークン」を取る手順が、クレジットカード会社のページに
  あるので、その手順に従ってワンタイムパスワードアプリを使える
  ようにしよう。

 4-5.Suicaなどのアプリを起動して、クラウドに保存した残高情報等を
  取ってこよう。

 4-6.旧機種でLINEの「ホーム→設定」で「簡単引き継ぎQRコード」
  を表示させ、新機種のLINEアプリを起動して、ログインで読み込ませて
  アカウントを移動しよう。このさい「トーク履歴」も取ってこよう。

 4-7.銀行アプリなどを新機種で起動して使えるようにしよう。
  多くの銀行アプリでは残高照会は旧機種でも新機種でもログインすると
  できる。しかし、振込などは、銀行毎にやり方が違うので、その銀行
  のアプリの手順に従おう。

 4-8.スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン等のBluetooth機器の
  ペアリング設定をしよう。

【新スマホ・旧スマホの事後にしておこう】

 5-1.旧スマホの電源を切ろう。
 5-2.新スマホは再起動すること。
 5-3.新スマホで旧スマホと同じように各アプリが使えることを
  確認する。
 5-4.新スマホで動かないアプリがある場合は、前記までの手順が
  まちがっていないか点検して、違っていたらそれだけやり直そう。

【機種変更のやり方で分類するスマホ上のアプリ】
機種変更するに当たって、スマホ上のアプリは以下に分類されることを意識すると、わかりやすくなる。できれば自分だけのメモ帳などに書いておくと良い。

A. 複数のスマホで同時に使用できるので、特になにもしなくて良いもの。この場合は、ログインIDとパスワード、二段階認証などで、新スマホのアプリを使えるようにする。FacebookやXなど。Googleの各種アプリ、Microsoft Authenticator等はこれになる。

B. 複数のスマホで同時に使用できないが、新スマホでログインすると自動的に旧スマホでは使えなくなるもの。つまり旧スマホで事前準備しなくて良いもの。タクシーのGo、課金されているナビタイムなど。

C. 複数のスマホで同時に使用できない上、新機種での使用に当たって事前に旧スマホで準備が必要なもの。LINE、Suica、銀行のアプリの振り込みができる機能など。これらのアプリは新スマホを手に入れたら旧スマホが手元から離れることになると「アカウントの移行不可能」という事態に陥るので、十分に注意が必要だ。

【新スマホと旧スマホの「ハードウエア機能」】
例えばSuica等のタッチ決済には、スマホに「タッチ決済対応機能(Felica)」がないと動かない。旧スマホでは「タッチ決済機能」があったのに、新スマホには「タッチ決済機能」がない場合もある。新スマホの購入時に注意しよう。


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