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「折りたたみスマホ」で困ったこと

【困ったことその1:どっちで使うの?という判断が(秒で)必要】
電車の中でスマホをいじっている。「お、降りる駅だ」。スマホにはSuicaなどが入っているから、スマホを改札機にかざす。が、今見ている画面は開いている画面。このまま改札でタッチはできるが、いかにも大きい。落としやすい。しょうがないので、わざわざ畳んで改札でタッチ。しかも改札を通るときは混んでいるから、とにかく素早く「どちらにするか決めないといけない」。開いたままタッチしたとしても、大き(そして重)いので持ち方が片手では不安定になり、落とすことがある。たたむときは、大きいので、普通は両手でたたむ必要がある。私は首掛けストラップでこういうときの落下事故を防いでいる。この首掛けストラップも、100均とかのものは短いものがあり、姿勢をおじいさんみたいに前かがみにしないと(いや、自分もサザエさんの波平さん+10歳なので十分おじいさんではあるという自覚はありつつ)、ストラップをクビにかけたまま改札でタッチができない。しょうがないので、ストラップは長いものに買いなおした。

【困ったことその2:背面の小さなディスプレイが】
良く写真で見るような欧米の人とか、体育会系などのガタイの大きな人で、タブレットなんてスマホ扱い、と思える手の大きな人(←んな人いるのか?)にはあまり関係ないが、折りたたみスマホは閉じた状態のカバーのディスプレイでも結構幅があって大きい。そういう意味ではGalaxyの「たたむと縦に細長いディスプレイ」は、片手で操作できるので、良く考えられているとは思うが、今度は表示される文字が小さくなり、見難い。ぼくはもう老眼なんですよ。勘弁して~。ディスプレイキーボードのミスタッチも増える(←老化のせいではない、と言ってみる)。

【困ったことその3:厚くて重い】
大きなディスプレイと背面のディスプレイを積んでいるし、それを「折りたたむ」ので、普通のスマホの倍の厚さになり、重さもだいたい300g。重い。胸のYシャツのポケットに入れると、Yシャツが型くずれするし、ずっしりと感じてしまう。その代わり、頑丈なのでジーンズのお尻のポケットに入れても、まず壊れることはない。ついでに言えば、開くと大きなディスプレイで使いやすい、と思うだろうが、当然片手で持って、もう片手で操作するわけで。で、このこのスマホ、重いので手が疲れる。

【困ったことその4:電池が持たない】
スマホで一番バッテリーを食うのはアプリではない。ディスプレイだ。だから、大画面と小画面の2画面を持つ折りたたみスマホは使用頻度が高いと電池の減りが激しい。そのため、大きな筐体を利用して、より大きな電池が積んであることもあるのだが、そうなると今度は重くなる(→「困ったことその3」に戻る)。大型のモバイルバッテリーを持ち歩くのが苦にならなくなった。(←本体も重いのに、もっと重いものもさらに持って行くことになる)。持つべきものは体力である。

【困ったことその5:高い。アクセサリーも高い】
値段がとにかく高い。高いから、買えば使い続けようと思うし「落としてはいけない」となる。扱いが丁寧になるので、まずはケースを用意する。が、ケースも構造が複雑でかつ折りたたみスマホは数も日本ではあまり出ていないので、値段が高い。本体も高いが、付属品も高くなるのだ。アクアのオプションよりフェラーリのオプションが高いのと同じだ。(←いや、そこまでではないですけど。←言い過ぎ)。

【結局今はどうしているか?】
結局、毎週のように、自分の手持ちの「普通のスマホ」と、折りたたみスマホを、数日毎に機種変更(SIMの入れ替え、おサイフ機能の残高の転送、その他のアプリの操作、Bluetooth機器の付け替え、等)を自分でして使っている。スマホの機種変更をするのは、自分は苦にならないので、30分もあればSuicaの載せ替えなども含めてできている。

【文句を言えば色々あるけれども】
全体的に見て、どんなものでも文句はないものはない、というのがこういった製品だが、折りたたみスマホとは、簡単に言えば「スマホみたいに使えるディスプレイもついている、折りたたみタイプのミニタブレット」というところではないだろうか?「従来のスマホとは全く違うジャンルの個人向け情報管理端末」という言い方もあるだろう。そう思って買うのが正解かな?と、私は思うのだが。要するに、これだけスマホが当たり前に普及した今「他の人とは違うものが持ちたい」という方は、折りたたみスマホはおすすめだろう、と私は思う。

【追記】
あと、公共交通機関などの中で使っているとき、ミスタッチで(誓って、ミスタッチであることを強調しておくが)いかがわしい画像が出てきてしまったときは、普通のスマホに比べて画面が大きいだけに、盛大に恥ずかしい。いま、やってしまって、隣の席に座っている女性の顔を思わず見てしまったのだが、これは国家機密である。誰にも言ってはいけない。

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